【BE:FIRST】一石二鳥 (ページ13)

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『あ、そうだ。

壮大ってさ、球技大会何出るか決めた？』

何個かの話題を通してきて、今。
今度は私から話を振った。

「あーえっとね、バスケ！」

『うわ絶対似合うじゃん』

逆に夏海大好きボーイのバスケ姿が似合わない方が珍しい。

前、壮大からちょっと前の写真って言ってサーフィンをしている写真を見せてもらったことがある。

あれは私が見た、列記としたサーフィンと言えるものだった。
華麗に乗りこなしており、綺麗なフォームで、何よりも、その楽しそうな笑顔が可愛かったのを覚えている。

「えーマジー？見に来てくれる？｣

『時間被ってなかったら見に行こうかな〜』

「おっけー。

時間被ってないよう祈っとくわ｣

と手を握っていない方の手を空へ伸ばす壮大。

『何それ』

「祈ってんの。

そーいうAは何に出るの？｣

と今度は質問を返された為、私はその質問にまた答えを返そうとした。

だが、ただ返すだけじゃ私がつまらない。

『なんだと思う？』とちょっと狡い質問返しをした所で、私たちの会話は終わってしまった。

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