。*:＊過去と未来＊:*。2 ～心～ (ページ17)

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後悔～回想～ページ17

和也side

俺があの時、無理にでも聞いてれば

俺があの時、家に帰らず教室に残ってれば

救急車に乗っている途中、そんなことばかり頭の中を巡っていた。

酸素マスクをつけて、傷だらけの彼を見て俺は胸が張り裂けそうだった。

何があったの、相葉さん。

どうしたら俺は相葉さんを救えたの…？

警察の人に事情を聞かれたり、相葉さんのお母さんと話したり、

時間があっという間に過ぎた。

俺は相葉さんとおばさんを残し、家に帰った。

多分、22時くらいだったと思う。

次の日は土曜日だった。

だから、俺が見つけなかったら月曜日まで相葉さんはあの状態のまま誰にも見つからなかったかもしれない。

そう思うとゾッとした。

相葉さんは俺に、何を隠してたんだ…？

次の日、俺は相葉さんの病院に行かなかった。

その次の日も

月曜日、相葉さんは学校に来なかった。

その次の日も、１ヶ月経っても

俺はあれ以来、相葉さんに会いに行ってない。

…いや、行けなかった。

”相葉さんはもう、学校に来ない。”

何となく、そんな気がしていた。

相葉さんが学校に来なくなって半年が経った。

友達が少ない俺にとって、相葉さんは唯一の心許せる存在。

やっぱりちゃんと話したかった。

あの日、何があったのか

俺は相葉さんの家に向かった。