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雅紀side
リーダーはすぐにボスに連絡をしていた。
その間、俺たち3人に沈黙が続いた。
不安で胸がバクバクと鳴っている。
自分でも冷静になってないことはわかってる。
でも…
翔「…大丈夫。
大丈夫だよ…。」
翔ちゃんはそう言ったけど、自分に言い聞かせているように見えた。
潤「…死なねぇよ。
そんな簡単に死なせてたまるか。」
松潤は俺たちの目を見てそう言った。
その言葉に少しだけ、落ち着きを取り戻してきた。
俺たちがやらなければいけないこと。
それは梶間を殺すこともそうなんだけど…
まずは和を助けることが最優先。
智「…梶間は絶対殺す。
これ以上みんなを苦しめたら許さない。」
電話を終えたリーダーがそう言った。
智「ボスは今の状況を調べてくれてる。
俺たちは梶間のアジトへ乗り込む。」
翔「雅紀はどうするんだ。」
翔ちゃんは俺を見つめた。
今の俺に何が出来る。
この前の撃たれた場所の傷口は、完全に治りきってない。
歩くのがやっと。
俺に…何が…
智「…相葉ちゃんはここにいて。」
リーダーの言葉に拳を握り締めた。
案の定、俺ができることはない…。
悔しい…
俺は和を助けられないし
梶間を殺すこともできない
無力だった…
智「…相葉ちゃん、違うよ。
ここにいて、ボスが戻ってきたらアジトに来て。
それまではとにかく梶間たちの情報を得てほしい。」
雅紀「…え？」
俺はリーダーの言葉にキョトンとした。
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作者名：haru | 作成日時：2020年3月2日 20時
