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潤side
潤「っ…」
目を開けると、瓦礫の中にいた。
爆発…した？
潤「…雅紀っ
雅紀！？」
俺は瓦礫をどかし、雅紀を捜した。
雅紀「松…潤
ここ…」
潤「おいっ…
大丈夫か！？」
俺は雅紀の声がする方へ慌てて向かった。
雅紀「…ごめん、びっくりした…よね？」
雅紀は瓦礫の下敷きになっていた。
それでも俺の手でどけられるくらいのもので、俺は急いでそれをどかした。
雅紀は傷だらけの顔で笑った。
潤「怪我してないか？」
俺がそう問いかけると、雅紀は『大丈夫』とだけ言った。
でも…
潤「…撃たれたところは？」
服の上からでもわかるほど、血が滲んでいた。
雅紀「…少し痛いだけ。」
潤「嘘言うなよ。」
俺は雅紀の腹を少し強めに押さえた。
雅紀「いっ…」
雅紀は顔を歪めた。
俺はため息をつく。
潤「なんであんな無茶を…」
雅紀「…事務所で何かあった時用に仕掛けといたの。
結局、山下はどこにいるかわからないけど…」
雅紀は自分の腹を見つめた。
潤「今はこれでよかったんだ。
とりあえず、お前が死ななくてよかった…」
雅紀「松潤が来てくれなかったら死んでたかも。」
本当に、来てよかった…。
やっぱり、人の事簡単に信じちゃいけないんだな…
雅紀「あ、俺リーダーに電話しとく！
事務所が燃えてるからびっくりするよね！」
潤「そうだな」
山下はどこにもいない。
死んだのか…？
いや、逃げたか。
あいつが言ってた翔の弟って…
どういうことなんだ…？
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作者名：haru | 作成日時：2020年3月2日 20時
