316話 アンチ ページ16
潤side
楽屋でふとスマホをいじっていると
あるコメントを見つけてしまった。
今まで、見なかった訳じゃないけど
やっぱり傷つくな…。
智「どうしたの？松潤。」
楽屋にリーダーがやってきた。
今日はリーダーと取材。
潤「売れてきた分、しょうがないとは思うけど、やっぱりアンチって多いなぁってね。」
今はネットで誰もがコメントを書き込める時代。
それに芸能人なんて特に良い的だ。
どんな些細なことだって、勝手な噂だって、
すぐに拡散されて、イメージダウンになる。
智「そうだね〜。
昔はそれほど感じなかったけど、ここ最近は本当に多いね。」
リーダーも隣に座って、俺の携帯を覗き込む。
智「あることないこと…
ちょっと街歩いてても撮られたりするし、俺たちにプライベートはないのかな…。」
潤「気疲れするよね(笑)」
ファンの子は、みんながみんな変な噂を信じている訳じゃないと思うけど、
ちょっとしたことで、俺たちから離れる子も少なからずいるだろう。
智「俺は別に何言われてもいいけど、
松潤は気にするでしょ？
目に入ることもあるだろうけど、あんまり気にしちゃダメだよ？」
潤「うん。わかってる。」
翔くんやニノも、あんまり気にしない方だと思うけど、相葉くんは一番気にしてしまうだろう。
約10年前の嵐のコンサートにアンチが来ていたことだって。
今だって絶対ないとは言えない。
コンサートに変な団扇を持ってくる人はいる。
そんなことはなくしたい。
だってコンサートは
誰もが楽しくなきゃいけないんだから。
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作者名：haru | 作成日時：2019年9月3日 14時
