296話 5人でお話 ページ26
翔side
ニノ以外でホテルに戻り、明日の打ち合わせをした後、智くんに俺たち4人は呼ばれた。
雅紀「どーしたの？？」
智くんの部屋で、俺たちは何故か正座。
智くんから呼び出されることなんてほとんどないから、なんか緊張…(笑)
でも智くんの表情は、いつも通りのほほーんって笑ってて、
あ、いい話かな？なーんて思って。
智「ニノももうすぐ戻ってくるらしいから、ちょっと皆と話したいなぁ〜って。」
智くんのちょっと抜けた笑顔を見て、俺も思わず笑顔になる。
翔「なんだよ(笑)」
そんなこと口では言ったけど、ハワイで5人で話すなんてことないから、ちょっと嬉しかったりもして。
潤「飲めないのに、何話すんだ(笑)」
雅紀「明日もライブあるからね(笑)」
二人もそう言いながらもノリノリで、ちょっとしたおつまみと、お茶を持ってきた(笑)
智「でもなんか、5人でハワイでライブするって今も不思議な気分。」
翔「ハワイでライブは初めてだしね。」
雅紀「でも今日はほんとビックリしたね。」
潤「ほんと。俺、どうしたらいいかわかんなかった(笑)」
松潤も困ったように笑う。
智「ライブにアクシデントは付き物だし、怪我だって付き物。
それでも皆でフォローし合いながら、最後まで5人でライブができたことは、俺にとって誇りだよ〜。」
智くんがそう、微笑んで言った。
翔「明日も絶対5人でな？
ニノは万全の状態って訳じゃないから、俺たちでフォローしような。」
俺の言葉に3人も頷いてくれた。
一人も欠けちゃいけない。
俺たちのライブは。
誰かが欠けたら俺たちのライブは成立しない。
でも大丈夫。
5人なら、どんなアクシデントだって乗り越えられるから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：haru | 作成日時：2019年7月29日 17時
