【土方十四郎】きこえますか 2

相談2 ページ6

〜部屋〜


「それで何があった？」



『じ、実は…かくかくしかじか』



買い出しのこと、
さっき起きたことを一通り話した


「その天パっていうのは…」



『よろずやって呼んでました、土方さん』


「万事屋…あー、そりゃだめだな
相性が悪すぎる」



「…」汗汗



近藤さんが言うぐらいだから
2人はかなり仲が悪いんだな…
でも、問題はそこじゃなく


『私土方さんに嫌われてないから不安なんです』


「嫌ってる?トシがユキちゃんをか？」


ｺｸっと頷くと、
「どうしてそう思うんだ」と聞かれた


『だ、だって、２人でいるところを目撃されたんですよ…！
　しかも、気をつけろって言われた矢先に
　あぁ…私、切腹して反省いた「待ってユキちゃん、そんなに早く手話しないで！！
翻訳難しくなるから！あと過去一喋ってない！？それに切腹しちゃダメ！」


は…！ご、ごめんなさい

「ご、ゴホン！…おれに言えることは
　トシはユキちゃんをためを思って叱ったってことだ。」


『私のため?』


土方さんが？


「そうだよ、あいつは何かと気にかけてるからな
　なんならこの前だって…おっと」


『…？？』



「仕方ない。これはトシには内緒だぞ？」



ｺｸ







☆☆

ちょうどその日は、
非番で街をほっつき歩いてたんだ

腹も空いてきたし、定食屋にでも行くかと思って店に入ったら


「おートシじゃないか。今昼飯か？」


トシとばったり会ったんだ

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