【土方十四郎】きこえますか 2

草履屋 ページ41

土方さんはお店で草履を選んで、
私は外に置いてある縁台で待つことにした






お店の中にも椅子があるからどうぞと
店員さんから勧められたんだけど、、、






「外で待ってるので、気にしないで下さい」




「それだと草履選べないぞ、持ってこようか」




何度も往復するのも悪いし、




「土方さんが選んだものならなんでもいいです」





っというわけで





今に至る





「土方さん、ちょっと赤かったな…」




変なこと言っちゃったかな
んー…思い出せない





でも、今は





「土方さん、何にしたんだろう」


それが気になって仕方がない





「これが、いやこっちのほうが…」



と悩んでいる姿を想像してみる
自分のために選んでくれてると思うと、
うれしくて舞い上がってしまう





楽しみだな…







「何してんの〜？こんなところで座っちゃって」



「…！」


わっ！




私の隣にいつの間にか天パさんが座っていた




久しぶりに会うかも



「あっ、」



「？」


反応したほうがいいかと迷った
土方さんに話すなとキツくキツく言われていたからだ
みなさんご存じの通り…


ど、どうしよ



とりあえず



「こんにちは」と挨拶

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