1.羅賦良簾の仲間 ページ3
花桐SIDE
そろそろ…かな?
葵「ただいま、Aちゃん」
「お帰り、桔梗。潰せた?」
葵「楽勝」
「流石ね」
羅賦良簾の幹部、葵桔梗。年齢は私と同じ、年上の不良に絡まれている所を私が助けた。その時はまだ羅賦良簾は結成してなかったし、椿と紫苑にも会ったことはなかった。助けて以来桔梗は私のSPのようなものになっちゃってさ。可愛いからいいんだけどね。
「他の子たちは?」
葵「皐月と紫苑はもうすぐ来るよ。椿と睡蓮は片付けしてる」
「そう、お疲れ様」
桔梗は私の膝に頭を乗せてソファに寝転がった。フワフワの頭を優しく撫でてあげると桔梗は気持ちよさそうに顔をうずめる。子猫ちゃん。
葵「アイツら弱かったよ。私たちがやるまでもなかった気がする」
「いいの。あの子たちがただ馬鹿な子だっただけ」
葵「うん、ちょっと叩けばすぐに綻びが生じてボロボロ。脳みそ詰まってるのか不思議なくらい」
あら、随分な毒舌。流石私の妹分だわ。
胡「ただいま、花桐」
「お帰り、さっちゃん。作戦はうまくいったみたいでよかった」
胡「あんなの俺らが潰すまでもないよ」
桔梗も同じこと言ってたね。そんなに弱かったの?あの子たち。前一度だけすれ違ったことがあったけどそこまで弱そうには見えなかった。でも、私たちより強いとも到底思えなかったわ。
華「皐月〜、そんなこと言うなって〜。アイツが不憫でならないよ」
胡「一番痛めつけてた君が言うのは違うんじゃないかい」
胡蝶皐月ことさっちゃんと華相紫苑。さっちゃんとは幼馴染、幼稚園の頃からずっと学力で競い合ってた。でも私が勝ったことは一度もないの。私はさっちゃんみたいな天才肌ではないから。努力して努力して…それでも敵わなかった。
別にさっちゃんを恨んでいる訳じゃない、むしろこうやって仲間になってくれて助かってる。私もさっちゃんも小さい頃から不良とは真反対の世界に住んでいたんだけどね。
枳「……疲れた」
椿「グゥ……グゥ…」
「お疲れ、すいちゃん。椿寝ちゃったのね」
枳殻睡蓮ことすいちゃん、そして羅賦良簾の中で最年少の楠城椿。暇さえあればすぐに寝ちゃうの…、それがバイクの後ろでも床でもお構いなし。場所と時間があるところではいつも寝ている。こう見えて副首領よ。
すいちゃんも私の幼馴染。と言ってもさっちゃんよりは付き合いが短いかな。未だに性別が不詳で知っている人は誰もいない。強いて言えばこの子の家族だけ。
2.東京卍會潰し ※時間軸狂ってたので改善→←羅賦良簾って何?
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作者名:suffron* | 作成日時:2022年9月19日 20時