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竜胆SIDE
「あ、間違えた。ヒールで蹴ったんです」
どっちにしろスゲェ…。自分よりも身長の高い人間の頭を狙うには相当足を上げないといけねぇのに…、昔のマイキーを思い起こさせるな…。
下「…竜胆さん、この方って反社の方じゃないですよね？カタギですよね？」
竜「仕立て屋だ」
…コイツ、信用してねぇな。今度店に連れて行くか。
下「Aさんって、竜胆さんの何処が好きなんですか？」
「…んー。…可愛い…所？」
おい、こっちを見てニヤニヤするな。俺は可愛くねぇ。
下「竜胆さん、結構手ぇ早いんで気を付けてくださいね」
「…大丈夫です、竜胆さん優しいから拒めば無理矢理してくることはありません。…そろそろいいですか？もう９時近いので」
竜「帰り大丈夫か？」
「はい、その道は通りませんから。多分道にも迷わない…と思います」
Aは俺と下っ端にも頭を４５度で綺麗に下げて帰っていった。
下「竜胆さん」
竜「やらねぇからな」
下「まだ何も言ってませんよ。…あの人、どっか冷めてますね。優しそうな顔と声してますけど…、寂しそうな雰囲気を纏ってる感じがする」
竜「……」
下「離したら駄目ですよ〜。多分、あの人来るもの拒まず去る者追わずですから。ちゃんと捕まえておかないと」
なんでコイツに言われてるんだ…。そもそも手放す気なんてねぇし、絶対お試し期間中に好きにさせる。…明日が最終日だって言われたら流石に無理だけどな。きっと期間はアイツが好きを知るまでだ。
竜「わかってる」
下「ってことで仕事しましょうか！今日だって沢山仕事入ってますよ」
最近調子に乗っている企業、梵天にとって邪魔な人間、そいつらを全て始末する。今日の仕事は…、ほとんど裏切り者のスクラップか。三途か兄ちゃんが瀕死になるぐらいまで拷問してるだろうから、後は俺が銃で撃ち殺せばいい。
竜「裏切り者には梵天の鉄槌を」
下「はい」
仕事…面倒だな。
俺らはアジトに戻って、地下に降りた。そこには予想通り痛めつけられて既に虫の息になっている裏切り者がいた。兄ちゃんもいるから多分兄ちゃんがやったんだな。拷問の仕方も三途とは少し違うし。
竜「兄ちゃん」
蘭「おー、朝帰りか〜。もうヤった？」
竜「ヤってねぇ、兄ちゃんみたいに手当たり次第抱いたりしねぇし。それより、コイツら。マイキーの許しは出てんの？」
蘭「出てる、殺せだって」
竜「そうか…。じゃあ、遠慮なくあの世行きだ」
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suffron*(プロフ) - ゆいとこさん» コメントありがとうございます！三ツ谷君が最推しなんで結構序盤絡ませていきたいと思ってるんです！これからも頑張りますね！ (2022年11月18日 15時) (
レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ(プロフ) - 続編移行おめでとうございます！(おめでとう…なのか？)いつも楽しく読ませていただいてます！！三ツ谷くん出てくるんですね！今後の展開がすごく楽しみです♪無理せず更新頑張ってください！！ (2022年11月18日 15時) (レス) @page1 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suffron* | 作成日時：2022年11月17日 23時
