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竜胆SIDE
Aはため息を吐きながら、朝ごはんの片付けをしていた。自分だけ先に食べていたのか、わざわざ俺の分まで作らなくても良かったのにな。Aの手料理美味しそうだから食べるけど。
竜「いただきます」
「どうぞ。私化粧して来ますね。食べ終わったらその水入ってるカゴの中に入れておいてください。洗い物は私がするので」
竜「いや、流石にそれぐらいは俺が…」
「食器入れる場所とか洗い方とか…色々自分なりのやり方があるので大丈夫ですよ。ありがとうございます」
なるほどな…。俺はそういうの全然気にしない性格だけど、気になる奴も勿論いるよな。お節介だったか。
俺はAの握ったおにぎりを口に入れた。中身は焼きたらこ、だと思う。完全に火を通さないで少し半生にするのがAの焼き方なのか…？そして、みそ汁…じゃなくて、トマトスープ。それも何日間煮込んだのかわからないぐらいドロッドロの…。
もはや飲み物というか…、ジャムみたいな感じ。一口だけ口に入れてみる。
竜「…うまっ」
普通に美味かった。
皿に綺麗に盛り付けられている卵焼きと…、何だ？緑色の…ドロドロ…。Aドロドロした食べ物好きなのか？そもそもこれだけで食べるものなのか？
後はベーコンとかトマトとかチーズ…。これはまだそのまま食べられそうだな。
俺はその謎の緑色のものだけ残して、食器を下げた。
「あら、それ嫌いでした？」
…！心臓止まるかと思った…。いきなり後ろ立つなよ、音も気配もしないで俺の背後取るとかマジで怖ぇんだけど…。…Aって化粧するだけで結構印象変わるんだな。俺はしない方が好みだけど。
竜「いや、何なのかわからなかったから…」
「バジルソースのつもりだったのに…。ベーコン、トマト、モッツァレラチーズにかけたりしますよね？」
バジルソース…？あれが…？
「…わからないですよね、普通。私いつも液体の料理を作る時ドロドロになっちゃうんです、特に味は悪くないから放っておいてますけど。トマトスープも固体だったでしょう」
竜「あれはあれで美味かったけどな」
「それは良かったです。竜胆さん、和食と洋食どちらが好みかわからなかったので半分半分ぐらいで作ったんですけど…。どっちが好きですか？」
竜「俺は…、ジャンクフードばっかだったし…。どっちかっつーと和食派。油の少ないやつな」
「わかりました。今度の朝ごはんは和食だけにします」
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suffron*(プロフ) - ゆいとこさん» コメントありがとうございます！三ツ谷君が最推しなんで結構序盤絡ませていきたいと思ってるんです！これからも頑張りますね！ (2022年11月18日 15時) (
レス) id: 8634fbdb13 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいとこ(プロフ) - 続編移行おめでとうございます！(おめでとう…なのか？)いつも楽しく読ませていただいてます！！三ツ谷くん出てくるんですね！今後の展開がすごく楽しみです♪無理せず更新頑張ってください！！ (2022年11月18日 15時) (レス) @page1 id: e4df59fc58 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：suffron* | 作成日時：2022年11月17日 23時
