【オリジナル×銀魂】どうやら『能力星』に連れて来られたようで。潮｢パート1！｣

回想~守の場合~ ページ17

守side

守｢げほっごほ…。｣
唆菜｢ちょっ…大丈夫？｣
守｢うん…大丈夫。また病気だよ。｣


困ったなぁ…。僕のせいでまた皆に迷惑かけちゃうな…。
にしても、今回の咳はちょっと苦しいな…。


守｢うっ…げはっ…！｣
唆｢きゃぁ！先生！守が…！｣


あれ…？血まで吐いちゃった。僕の病気…どれくらい大きくなったろうか…。
…ん？今度は目の裏が…！？


守｢……熱い……！目の裏…が、熱い…！｣
唆｢大丈夫？！ちょっと、目を開けてみて。｣
守｢…はぁ…はぁ…。何…？｣
唆｢！!！……これは…。｣


唆菜の目を見開いた瞬間、すぐに鋭い目付きで僕を見ると、僕は訳も解らないまま、意識を手放した。


守｢う…うぅ……。｣
唆｢守、目が覚めた？｣


気が付くと、唆菜が居た。
ここは…唆菜の部屋…？


守｢どうしたの？…唆菜。｣

唆｢守、聞いてほしい話があって…。｣

守｢何？引っ越すの？｣
唆｢違うわ。｣

守｢じゃあ…何？｣

唆｢守、最近のニュースで能力者の話が流れてたのは知ってる？｣

守｢あぁ…うん、まぁ一応。｣

唆｢その能力者になる異変って知ってる？｣

守｢えっと…。いきなり咳が出て、血を吐き、瞼の裏が熱くなる…。…あっ！｣

唆｢そう。守の異変と一致してるの。普通に医者に調べてもらっても、何もない。｣

守｢じゃあ早く先生に言わなきゃ！｣
唆｢ダメなの。｣
守｢え…？｣

唆｢先生に言うと、別の星へ飛ばされちゃうんだって！私達離ればなれになっちゃうよ！!！｣

守｢えぇ…嫌だ…。｣

唆｢ばれなきゃ良いの。分かった？｣

守｢うん…。｣


守｢はぁ…。｣

そうなのか。

守｢…ん？｣


《ニャー…。》


猫だ！…誰も居ないし、いいよねこの際。

守｢おいで〜…。｣

やっぱり和むなぁ……。


〜１０分後〜


守｢さて、帰ろう帰ろう。｣

そう言って立ち上がると…。

守｢…え？何これ…。｣

大量の猫達が僕の後ろで僕を見上げていた。

守｢何で…どうして？｣


後退りしながら奥に入って行くと、
鏡があった。
その鏡に映った自分の目を見て驚いた。


守｢何…これ…。｣

自分の目が…群青色になっていた。

ぼけーっと自分の姿を見てると、猫達が次々に襲って来た。


守｢う…わぁ！｣


全身包まれたところで、人の声が聞こえた。


？｢そういう授業ですから…。ん？｣


僕は、愛花さんや影村さんに救われた…。
でも、唆菜との約束は守れなかった。
ごめんね…唆菜。

潮｢音楽しか得意教科がない俺は何だろう？｣総｢ただのダメ人間。｣潮｢否定出来ない。｣愛｢しろや。｣→←冷｢疲れたな畜生。｣潮｢そうだな畜生。｣総｢お前マジ死ね畜生。｣愛｢お前等畜生ばっかじゃねーか！｣

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