こんぷれっくす｡【江口拓也】

来たる年末 ページ12

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花「それじゃあ...」



「「「カンパーイ！！」」」




花「で、どれですかどれですか？？」



小「あ、あの人っぽくない？」



「...あの人です」



花「ほぇ〜、本当にボーイッシュって感じ」



小「でも確かに良い人そう」




なんかこう騒がれると自分も変に意識しちゃうし...

今日もめちゃくちゃ忙しそうだなぁ


近くの席のお客さん達が帰ってその片付けを始める彼女｡



花「江口さ〜ん、俺お腹空いたな〜」


小「俺もなんかおつまみ食べたいな〜」


「自分で頼みなさいよ！笑」


花「いいから早くして」


本当に性格悪いぞこの人達

一番年上のはずなんだけどな？笑


メニュー表を引っこ抜いて近くに居た彼女を呼ぶ｡




「すみませ〜ん」


「はい！あ、お久しぶりです笑」


「お久しぶりです笑」



横でニヤニヤしてる人が居るけど無視無視｡

適当にいくつか食べ物を頼んでいく｡



「かしこまりました！」








花「覚えられてるじゃないっすかー！」


小「Aさんって言うんだね」


「へぇ、そうなんだ」



花「え！？もしかして名前聞いてない！？」


「うん、聞いてないけど」




花 小 「「はぁ！？」」

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