にゃんこ系女子。【ナワーブ・サベダー】 (ページ10)

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Ten ページ10

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傭「ここが俺の部屋だ」

『わぁ！！なんか…なんか、なんかある！！』

俺のダンベルを物珍しそうに見つめるA

もう、本当に可愛い。(語彙力)

『もこもこしてないね！』

傭「！あ、あぁ…もこもこだと寝すぎちまうからな」

『お気に入りのおもちゃもないの？』

傭「あー…いつの間にか無くしててさ」

そうだ、俺は猫の設定だったんだ…と今更思い出す。

『じゃあ、こんど私のあげるね』

ふにゃ、と笑うAに胸がドキリとする

傭「あ、あぁ…ありがとよ」

『うん！…なわーぶのへや、いい匂いだね』

俺のベッドの枕に顔を填め、尻尾を振った。

…無防備すぎんだろ、と少し思考がおかしくなり、頬が熱くなっていくのを感じる。

傭「お、俺ちょっと茶入れてくるわ」

『ありがとね、なわーぶ』

それを隠すために俺は茶を入れにキッチンへ向かった

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はぁぁぁ可愛い。

もうマジで可愛い

いやさ、流石に最初飛びついてきた時はビビったけど

もう小さくて抱きしめるのが心地良いというか…

あ、変な意味じゃねぇぞ！？

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ティーカップをトレーの上に置き、Aのいる部屋に行くと、なわーぶ…と俺を弱々しく呼ぶ声が聞こえた

どうした？と聞くと涙目で何かを訴えていた

傭「な、何があった…？」

『これ…な、に…？』

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Aが手に持っていたのは、俺の緑色の服__初期衣装だ。

……やっちまった。

『こ、れ…じょん、着てたやつ…』

傭「あ、あー…それ__」

『…じょんにへやをとられたの！？』

傭「…え？」

『だからお気に入りのおもちゃも、もこもこもなくなっちゃったのね！』

なるほど！と納得しているA。

『酷いね。私が次会ったら言っといてあげる。じょん嫌い、嫌い』

傭「お、おう…」

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…やべぇ、本当の俺嫌われたわ((