25count*another.story ページ25
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木全「なんで豆ちゃんはそんなAに夢中なの？」
ある日の控え室。
今日はメンバー全員での
雑誌撮影日だ。
なんの脈絡もなく聞く翔也。
お昼なのか夜ご飯なのかわからない
おにぎりを頬張っている。
「その質問は本人がいないところでしてくれます…？」
すでに顔を赤らめたAちゃんが
不機嫌そうに訴えている。
翔也の前で飲み物を飲んでいた豆が
「んー」と彼女の顔を見上げながら呟いた。
豆原「反応が面白いから？」
木全「へー」
「聞くなら興味持ってください」
豆原「なんかAさん見てると気持ちが満たされる感じ。
あ〜この人の特別は俺なんだなって」
「……」
與那城「ほらもうAちゃんをいじめないであげて」
真っ赤になったまま黙ってしまうAちゃんが
なんだか可哀想に見えてきてしまう。
思わずフォローに入ったところで
「でもさぁ」と景瑚が参加する。
佐藤「“特別”っていうか“弱点”って感じしない？」
木全「わかる！」
「弱点とは??」
木全「今度からAに叱られたら豆ちゃん召喚するわ」
「すんな」
豆原「え、面白そう。呼んでください」
「呼ぶな！」
佐藤「じゃぁ祥生も呼んで動画撮ってもらお〜」
「呼ばな…え？動画？」
年下なのにしっかり者のAちゃん。
いつも先を考えて動いてくれていて、
自分も忙しいのに俺達のことを
大事に考えてくれているのがわかる。
彼女に負けないよう、彼女に返せるよう、
俺達も頑張ろうと鼓舞されてきた。
そんなAちゃんは
豆の前だとたじたじしてしまう。
不公平だとか思ったことない。
あまりにも、わかりやす過ぎて。
仕事に対しての信頼感は尋常じゃないし、
むしろ皆で見守ってるというか。
Aちゃんたちのワイワイとしたやり取りを
ぼんやり眺めていると、
いつの間にか隣で一緒に眺めていた
蓮が嬉しそうに笑った。
川尻「あの二人、仲直りしてよかった」
與那城「一時はどうなるかと」
川尻「ね。あの二人おると和むんよ。
あのまんまいてほしいなぁ」
考えてみれば、年下と思えないほどしっかり者な二人。
けど、お互い会うとしっかりしなくなってしまう。
與那城「あの子達の弱点は、お互いだったかもね」
「たしかに！」と蓮が大きく笑った。
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E N D
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Shiu(プロフ) - みづきさん» 初めまして！とても温かいコメントありがとうございます！他の作品も読んでいただけて、本当に幸せです…(T_T)大好きと言ってもらえてとても励みになります！ありがとうございました(*´∀｀*) (2021年8月29日 0時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 初めまして！すごくすごく大好きな作品でした！作者様の他の作品も大好きです！ (2021年8月28日 23時) (レス) id: d3251df0ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» またまたコメントありがとうございます！最後まで楽しんでもらえるよう頑張りますね！！ (2021年8月24日 13時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みぺ - 豆ちゃん(涙)戻ってきてくれて嬉しいさときゅんで最高です！ (2021年8月24日 2時) (レス) id: 5ff78606fb (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» コメントありがとうございます!!!きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです(*´∀｀)これからもきゅんしてもらえるよう頑張って更新して参ります！ (2021年8月17日 14時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年7月8日 14時
