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私の名前だけ呼んで反応を楽しんだ豆原くんは
満足そうににっこり笑うと、
さっきまで座っていたソファーへ戻っていった。
びっくりした…まさか後ろにいたなんて。
未だにどきどきと煩い心臓を落ち着かせようと
深呼吸をしてみる。
すると近くの席に座っていた碧海が
椅子の背に凭れながら「初々しいなぁ〜」とつぶやいた。
金城「ほんまに全然態度変わるねんな」
「うぅ…すいません。仕事に支障は出さないので…」
金城「いやええで。なんかもう、わかり易すぎて清々しい」
「いや駄目でしょ。ちゃんとマネージャーやらなきゃ」
金城「こっちはもうたくさんサポートしてもらってるし
ああいう空気感は俺嫌いやないけどなぁ〜」
「……からかってますよね」
羞恥心を噛み殺して聞けば、
楽しそうに笑う碧海。
悔しいけど、何も言い返せない。
こちら側から声をかけようと思うときは
まだもう少し多少なりともまともに
会話できているのに。
予想だにしてなかったアクションをされると
心臓はお祭り騒ぎ、血管破裂寸前になってしまう。
この春頃からJO1グループのサポートマネージャーとして
就職が決まった。
本来マネージャーさんはいたけど
人数が多いことやサポートが回りきらないことが
問題点になったらしく。
まさか自分が芸能人のマネージャーになるとは
思ってもいなかったけど、
任されたからにはやりきりたい。
そう思って出勤してるんだけどなぁ…。
私の名前を呼ぶ声。
慌てふためく私を見たあとの満足そうな笑顔。
だめだ。
心臓に悪すぎる。
白岩「Aちゃーん、今度の収録って何時からだっけ？」
「3日後のだよね。
9時からだから、7時に出発だよ」
白岩「ありがとっ！」
金城「切り替えはや」
「マネージャーですから」
さっきバカにされたこともあったので
眉を上げてドヤ顔してみる。
が、碧海はスマホをいじっていた。
ちゃんと見て私のドヤ顔。
やれやれ…と思いつつなんとなく顔をあげると
ソファーでくつろいでいた豆原くんと視線がぶつかる。
にへっ とワンコみたいな笑顔。
細くなった目元が尊い。
鏡を見なくても自分の顔が
情けないくらい真っ赤なことはもうわかってる。
スマホをいじっていた碧海が
いつの間にやら気づいていたらしく、
「顔出とるでぇ〜」とバカにしてきた。
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Shiu(プロフ) - みづきさん» 初めまして！とても温かいコメントありがとうございます！他の作品も読んでいただけて、本当に幸せです…(T_T)大好きと言ってもらえてとても励みになります！ありがとうございました(*´∀｀*) (2021年8月29日 0時) (
レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みづき(プロフ) - 初めまして！すごくすごく大好きな作品でした！作者様の他の作品も大好きです！ (2021年8月28日 23時) (レス) id: d3251df0ae (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» またまたコメントありがとうございます！最後まで楽しんでもらえるよう頑張りますね！！ (2021年8月24日 13時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
みぺ - 豆ちゃん(涙)戻ってきてくれて嬉しいさときゅんで最高です！ (2021年8月24日 2時) (レス) id: 5ff78606fb (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - みぺさん» コメントありがとうございます!!!きゅんきゅんしてもらえて嬉しいです(*´∀｀)これからもきゅんしてもらえるよう頑張って更新して参ります！ (2021年8月17日 14時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年7月8日 14時
