「 壱日 」 * kimata ページ12
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「しょやくん暇〜！かまって！」
世間は新生活が始まったであろう今日この頃。
本日のスケジュール的に
午前中はゆっくり過ごせそうと思いきや、
昼前からAが部屋に転がり込んできて
見事に俺の安眠妨害を成し遂げた。
ベッドの上にうつ伏せになる背に
寝そべってくるのでとても重い。あと暑い。
木全「あーもー。
汐恩とか瑠姫くんのとこ行ってきなよ」
「そーやって しょやくんは
いつも除け者にしようとする！」
木全「木全産業は本日閉店してるんです〜」
「平日の昼間ですよー！働いてくださーい！！」
寝転がりながら上に乗るこいつに足で攻撃してみるも、
愉快そうにケタケタと笑いながら背中を叩いてきた。
一応歳上なんだけど、俺。
そんな攻防をしていると、
突然「ドンドンドン！」と扉を叩く音がした。
「借金取り？！」と怯えるAを無視して開けると、
そこには景瑚くんと純喜くんの姿が。
この二人で部屋に来るのはめずらしい。
木全「どうしたんすか？」
佐藤「大変だよ翔也！」
「なんだヤクザじゃなくてけーごくんたちか！」
佐藤「A、悪いけど今構ってあげられない」
「え？まるでいつも構ってあげてるみたいな
言い方っすけど俺が構ってあ」
佐藤「純喜くんの声が出なくなっちゃったんだ…ッ」
Aの声にかぶさった景瑚くんの声が
わずかに震えていた。
意味もわからぬまま純喜くんの方を見ると、
本人はどこか気まずそうに目を伏せている。
無言で真意を聞くと、静かに頷いていた。
「え…まじっすか？」
木全「原因は？昨日叫んでたからとか？」
佐藤「いや、いつも叫んでるから違うと思う。
朝起きたときから喋れないみたいで。
夕方には医者に見てもらえそうって」
木全「喉の痛みとかは？」
河野「…」
純喜くんは眉を寄せてから首を傾げた。
若干、痛いらしい。
風邪を引いてる様子もないし、
本当に原因不明だ。
先のことも不安だが、
何より今は完治することが最優先。
木全「…何か調べてみますね、俺も」
佐藤「それと、今ちょっとLINE見て」
木全「え？」
言われてベッドの上に置きっぱなしにしていた
スマホを手に取り通知からLINEを開いてみる。
景瑚くんのトークが一番上に来ていて、
内容は……。
木全「え」
佐藤「それじゃ、他のメンツにも伝えてくる」
景瑚くんはどこかいたずらっぽく笑って
部屋をあとにした。
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リリ(プロフ) - Shiuさん» そうなんですね！過去のお話を読んでみたかったので日プに関連する物じゃなくても大丈夫です！ありがとうございます！ (2021年9月3日 7時) (
レス) id: e69c66779e (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - まひろさん» リクエストありがとうございます！1対1の絡みも書きたいと思っていたので嬉しいです(*´∀｀*)リクエスト受け付けました！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - リリさん» リクエストありがとうございます！男主くんの過去がかなりどんちゃん騒ぎでして、彼だけ日プではなく別ルートの設定なのですが大丈夫でしょうか…(T_T)日プ時代の彼らとも接点はある予定です！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
Shiu(プロフ) - やーさん» コメント、そしてリクエストありがとうございます！！男主くんを書きながら「大丈夫かな…」と不安もあったのでそう言ってもらえて嬉しいです(*´∀｀*)リクエスト受け付けました！ (2021年9月3日 1時) (レス) id: 3e168f23de (このIDを非表示/違反報告)
まひろ(プロフ) - 瑠姫くんとの絡みがみたいです！！ (2021年9月2日 13時) (レス) id: 48b619f778 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Shiu
| 作成日時：2021年1月19日 18時
