独りぼっち 狐火煌菊side ページ29
1つの大きな建物の屋根の上
膝を抱え独り静かに佇んでいる神が一匹
「 …結局、見事に誰とも遭遇しなかったですねー… 」
はぁあ、と深い溜め息を1つ溢すと同時に肩の力を抜かす
サボり始めてから少なくとも10分は経っただろうか。あの二人は今頃楽しく仕事なんて言う作業をやっているんだろう
結局私は要らない狐なのでしょうか…
内心そう呟けば悲しくなってきたのか
ずーんと勝手に仕事場から逃げ勝手に落ち込む狐
今更戻る気もせず抱えていた膝にぽすんと顔を埋める
時々、鼻を啜る音を立てるが
独りになってようやく自分の元に帰ってきた睡魔さんによって自然と小さな寝息に変わっていたのは言うまでも無い
「 ふへ…僕は此処に居ますとも…えぇ、居ますとも 」
今日のおはよう 雲井宙留side→←1日のはじまり・沙々side
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甘味雅 - 青狸さん» いえ!続編まで作ってもらいありがとうございます! (2016年6月11日 7時) (レス) id: 275a3f5788 (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - 千秋会議の方も宜しくお願いします (2016年6月10日 22時) (レス) id: 2cfe1139d2 (このIDを非表示/違反報告)
阿須波(プロフ) - 畏まりました (2016年6月9日 19時) (レス) id: 2cfe1139d2 (このIDを非表示/違反報告)
とぅび(プロフ) - 了解でっす! (2016年6月9日 19時) (レス) id: 5f1530390f (このIDを非表示/違反報告)
青狸(プロフ) - とぅびさん» 続編に更新お願いします! (2016年6月9日 19時) (レス) id: 17b47670ec (このIDを非表示/違反報告)
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