【募集企画】神々の住む世界・壱【小説】

樹ノ国の朝・蝶華side ページ27

チュンチュン．．．．．．




日が明るく、小鳥の囀りが聞こえる。




「ふぁ〜．．．．．．もう、朝ですの．．．．．．？」




眠い目を擦り、口に手を当てて大きなあくびをする。




そして、顔を洗い、髪や服を全て整え、身支度をする。




「完璧ですわ♪」




そう言い、外に出る。




「お花にお水をあげなくてはいけませんわね」




花を育てるのは毎日の日課。
特に、薔薇はきめ細かく育てる。




「今日も美しいですわね。だけど、こっちの薔薇はまだ咲いてませんわ」((シュン




シュンとした気持ちもあるが、その気持ちを捨てて、薔薇を手入れする。




「こんな感じですわね」




毎日の日課、終了ですわ♪




そして急に、地面についていた足がどんどん離れる。飛んでいるのだ。




そして、大きな羽を羽ばたかし、飛んで行った。




私は蝶華。樹ノ国に住んでいますの。花を操る蝶(アオルリアゲハ)ですわ。




フフフッ、宜しくお願い致しますわ♪((微笑

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