入学1日目 ページ13
『傑?』
「なんだい?」
『さっきのって、、』
「告白だよ?」
『えっと。私はなんて返せば』
「私も好きです。付き合おうで、いいんじゃないかな」
『どんだけ自分有利な返事なの』
「そうでも言わないとさ」
傑は私に近付いて両頬に手を添える
「悟に触らせる阻止出来ないだろ?」
『傑…』
照れよりも先に傑の真剣な表情で変に冷静になる
『もしかして重い?』
「ふふっ、私は本命には重たいよ」
『えぇーどうしよっかな』
「Aは私の事キライ…?」
やけに上目遣いで捨てられた子犬のような表情をする傑に少しドキリとする
『そうやって私の弱みにつけ込む傑は嫌い』
「はぁ、他の人ならこれでイチコロなのに」
『ちょっと』
「妬いた?」
『気分は良くない』
「ごめんね。けど私が好きなのは今までもこれからもAだけだよ」
そう言って抱き締めてくる傑に私はどう返事を返すか迷っていた
『わかった。けど、私は傑の事今まで恋愛対象として見てなかったから急には好きになれないそれでもいいなら付き合う?』
「ふふっ、じゃあ今日から私達は恋人同士だね」
再び傑の胸の中に落とされ頭を優しく撫でられる
入学早々幼なじみに告白されて付き合うなんて思ってもみなかった
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作者名:シオン | 作成日時:2022年2月7日 5時