今日:5 hit、昨日:0 hit、合計:4,537 hit
小|中|大
幼なじみ ページ2
私が覚えている1番古い記憶
「今日からお隣の傑くんよ」
彼は私が恥ずかしがって隠れている中声をかけてくれた
「夏油傑!よろしく!」
『A、よろしく…』
そう言うと彼は私の手を取った
あれから約10年
私達は中学2年になっていた
「ねぇねぇ!Aって夏油君と幼なじみなんでしょ?」
『んー、まぁ』
「今度遊ぶ時呼んでよ!」
『えぇ、なんで?』
「だってさ」
傑と幼なじみと言うだけで周りは寄ってくる
彼とのパイプを作る為に上辺だけ仲良くされるのも慣れてきた
『あぁ、けど』
するといつも放課後に呼びに来る私の幼なじみ
「A帰ろう」
「あ!夏油君!今度の日曜、」
「悪いね。その日は忙しいんだ」
いつも適当にあしらう彼を見慣れてしまった
「さ、帰ろうA」
そう言って昔と変わらない笑顔を私だけに向ける
『うん』
そんな日常が幸せだった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
9人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:シオン | 作成日時:2022年2月7日 5時