【銀魂】 副 団 長 の お 嫁 さ ん 。

団長は朝に弱い ページ8

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朝の8時。

皆ぞろぞろと起き出して、ご飯を食べ始める時間です。
本来は7時に起きてくれると有難いのですが…。

私はおかずとお茶碗(大きめ)を渡していきます。

ご飯はよそうのが大変だということで、
自分で食べる分だけよそうことになりました。
皆結構食べるので…。





そんな中、私は食堂にあの人がいないかを確かめます。
あの人というのは、朱色のアホ毛が立っている人のこと。

…神威君、なかなか起きないので
8時までに起きてこなければ私が起こすようになっています。

私はエプロンをはずして、神威君の部屋に向かいます。








『阿伏兎、行ってくるね』

阿「…気ィつけろよ」






念のため阿伏兎に声を掛けておいて、
私は早歩きでお部屋に向かいました。

今日は大事な会議があるのでしっかり起きてもらわなければ。

会議は11時からなので、まだ余裕がある…と思えば
神威君はなかなか起きないので手がかかります。

なのであっという間に時間が過ぎ去っていくのです。






『…失礼しまーす』






年下ですが神威君は団長さんです。
一応の礼儀として声を掛けました。

…でも返ってこないということは、完全に寝ています。
私の長年の感がそういっているのです。






『…入りまーす』






音を立てないように、静かに部屋に入ります。

綺麗に整頓された部屋(私が片付けた)…。
奥のベットで眠る団長。

気持ちよさそうに寝てるな…なんてことを思っても
今日ばかりは寝かせておけません。






『神威君、朝だよ』

神「…ん」

『朝だよー』






顔にかかっている布団を避けて
神威君が寝ているすぐ側に座ります。

これくらいで起きるほどの人ではありませんし、
起きるとも思っていません。






『ほら、早くおーきーてー』

神「ん、まだ6時でしョ…？」

『ううん。8時だよ』

神「…まだ寝る、寝たい」







寝たいのは分かります。
でも寝てはいけないのです！！







『神威君、ご飯無くなっちゃうよ？』

神「…やだ」

『じゃあ起きよ？』

神「…やだ」

『どっちなの？』








今日は『ご飯無くなっちゃうよ攻撃』もダメでした。

むむ、手強い…！







神「じゃあさ…Aがちゅーしてくれたら起きる」

『いやもう起きてるよね？』

神「ちゅーしてよ…」





…

ちゅーはしませんよ→←私だって本気を出せば

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【おまけ】団長or副団長から一言言いたいことがあるらしいです。

阿「団長…お願いだから仕事押し付けないでくれ……」

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