私だって本気を出せば ページ7
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阿伏兎の部屋に入った所で
本題に入ろうと思います。
持ってきたカモミールティーを渡し、
机に置いてある書類をのぞき込んでみました。
たくさん文字が書いてある書類。
私も手伝うというのに、なかなか手伝わせてくれないのです。
『阿伏兎、書類手伝うよ?』
阿「いいや、お前さんは手伝わなくて大丈夫だ」
『大変でしょ?』
阿「…まぁこれは団長の分だからなぁ。しょうがねぇから気にすんな」
阿伏兎は今書類をやっているというのに
私の目を見て話してくれます。
そういうところが優しいですよね。阿伏兎って。
突如ふんわりと、頭に手が乗りました。
いや乗ったのではなく、撫でられたのです。
優しく撫でながら微笑んでくれました。
『あ、そうだ。書類神威君に渡してくるよ』
阿「じゃあほんの少しな」
『うん。ちょっとでもやってもらわないとね。団長さんだし』
阿「んじゃこれよろしくたのむわ」
少しの紙束をもって私は扉に向かいます。
これ以上いたら阿伏兎の邪魔になってしまうかもしれないのです。
それは妻としても、副団長補佐としてもよろしくありません。
寂しい気もしますが、我慢我慢。
『じゃあ阿伏兎、戻るね』
阿「あぁ、団長にやれって言っといてくれ。Aの言うことは聞くから」
『そうする!』
阿伏兎は優しいので、私を見送ってくれるようです。
重い腰を持ち上げ、こちらに向かってきました。
『お仕事頑張ってね』
阿「Aも頑張れよ」
『阿伏兎…
チュッ
えへへ、大好きだよ』
私は背伸びをして
阿伏兎に触れるだけのキスをしました。
お仕事頑張ってねという気持ちです。
…単に私がやりたいだけでもありますが。
阿伏兎にはお仕事頑張ってほしいのです。
阿「…カワイイことしてくれるじゃねぇか、A」
一瞬ですが、阿伏兎の顔が赤くなったように見えました。
阿伏兎も可愛いところ、あるんですね。
阿「今日早く仕事終わらせて、Aの部屋に行くから待ってろよ」
『うん、待ってるね』
そう言って私は歩きだしました。
阿伏兎は部屋に戻り、仕事をやるようです。
頑張り屋さんの阿伏兎、今のでちょっとだけ休憩できたかな。
__作戦は、不意打ちのちゅーでした。
阿「(あれは…反則だろ…)」
ラッキーアイテム
革ベルト
【おまけ】団長or副団長から一言言いたいことがあるらしいです。
阿「団長…お願いだから仕事押し付けないでくれ……」
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銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - 瀬怜奈さん» こちらこそありがとうございます! (2017年9月25日 21時) (レス) id: c083786f92 (このIDを非表示/違反報告)
瀬怜奈(プロフ) - 銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!さん» 了解しました☆ありがとうございます!! (2017年9月25日 19時) (レス) id: ee23f20ba0 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - 瀬怜奈さん» じゃあ早速カラオケとか良いですか? (2017年9月25日 12時) (レス) id: c083786f92 (このIDを非表示/違反報告)
瀬怜奈(プロフ) - 銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き!さん» そういって頂けて嬉しいです(*'▽'*)また今度も宜しくお願いします!!!← (2017年9月24日 22時) (レス) id: ee23f20ba0 (このIDを非表示/違反報告)
銀魂が超スーパーウルトラミラクル好き! - 瀬怜奈さん» こちらこそ!やっていただきありがとうございます!私で良ければリクいくらでもあげますよ! (2017年9月24日 10時) (レス) id: c083786f92 (このIDを非表示/違反報告)
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