【銀魂】 副 団 長 の お 嫁 さ ん 。

頑張り屋の嫁 ページ25

阿伏兎side









久しぶりの地球、江戸に到着した
俺達第７師団。

着いた途端に出かける奴もいれば、
船の中でゆっくり過ごす奴もいる。

俺とA、団長は
江戸の街中へと足を進めた。






団長は知らないが、Aと俺は着物屋に入っていった。

綺麗な着物に目を奪われる嫁。
くくっ、おもしれぇな。

いつも頑張ってくれるAに
プレゼントしてやりたい。





着物を見ているAの背中は小さい。
そんな小さな背中にいろいろ背負わせていたと思うと
申し訳ない気持ちでいっぱいになる。

毎日、体調が悪い日も
俺らが戦場で傷ついて来た時も
Aはいつも仕事をしてくれた。


任せっぱなしは駄目だよな。

嫁が疲れていたら、旦那が癒してやらねぇと。









阿「A、良いのは見つかったか？」

『う〜ん、どれがいいか迷っちゃう…』

阿「好きなもの、全部買ってやるよ」

『え…』

阿「申し訳ないっていう顔してんじゃねぇよ。
いつも頑張ってくれているAに、
プレゼントしてやりたいんだよ。俺が」









こういう時じゃねぇとな。
なかなか物を買ってやったり出来ないから。









阿「…本当にこれだけでいいのか？」

『うん。私にとっては沢山のつもりだけどねっ』








そう言ってニコッと微笑んだA。

レジに出したのは2着の着物だけだった。
物欲があまり無いのか遠慮してんのか…。
そんなの気にしなくてもいいんだが。









『阿伏兎、本当にありがとう！』








そんな顔されたら、
なんでも買ってやりたくなるのが男の性。

俺はレジの人から袋を受け取り、店を出た。
嬉しそうにニッコリ笑うAを見て俺も笑った。


今日はやけに日差しが眩しい。

俺とAは傘をさし、二人並んで街中を歩いた。



歩いているうちに、Aの体が大きく揺れたと思うと
目の前にはヤクザらしき人がいた。

江戸も治安が悪いのかねェ…。
まぁ俺もそう言える立場じゃねぇけど。








『あ…ごめんなさい』

ヤ「っいってぇな…、」







Aの隣にいた俺を見て夜兎だと分かったのか、
一言だけ残し、そそくさと逃げるように走っていった。







阿「A、大丈夫か？」

『うん。当たっただけだしね』

阿「なら良かった。甘味処でも寄ってくか」









___嫁と、久しぶりのデート。

俺の初恋は泡のよう→←久しぶりの休暇です！！

ラッキーアイテム

革ベルト

【おまけ】団長or副団長から一言言いたいことがあるらしいです。

阿「団長…お願いだから仕事押し付けないでくれ……」

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