【銀魂】バレンタインデー/ホワイトデー

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ネット注文した、んまい棒を自室に置きに行こうとした時に
もう一度玄関のチャイムの音がした。


ダンボールを抱えたまま向かい、先ほどと同じく戸を開ける。








『えへへ、小太郎、来たよ』




俺が会いたかった、
Aがそこに居た。




桂「会いたかったぞ、A」


『…私も』




何年ぶりだろうか。
こんなに近くで会えたのは。

前よりも少し大人になったAは
やっぱり綺麗で見惚れた。





『あれ、そのダンボールは？』


桂「あぁ、これはなさっき届いた…」



『違う女の子からのチョコレート？』





不思議そうな目でダンボールを見つめるA。
あぁ、そうか。

今日はバレンタイン…___。




桂「違う。ネット注文したんまい棒だ 」


『…ならよかった』




にこっと微笑むAを見て我慢出来なくなった俺は
足元にダンボールをそのまま置き、









____Aを、そっと抱きしめた。












桂「A、愛しているぞ」

『それは私も同じだよ。
…ハッピーバレンタイン』









狭い玄関に、チュッとリップ音が鳴った。









久しぶりの唇は、
ほんのり甘いチョコレートの味がした。









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阿伏兎

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