【銀魂】バレンタインデー/ホワイトデー

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肌寒いこの季節、
外に出るのに羽織は欠かせないものとなっている。

雪が降る江戸。



雪を見る度に、脳裏によぎる鮮やかな記憶。

それは今でも色濃く、鮮明に思い出せるほど。



どんな時にも
俺の隣にはAが居てくれて
励ましてくれたり、恋人らしくデートだってした。

なのに俺は。

自分が攘夷志士な為に彼女を遠くへと離した。
Aに危害が加わらないようにと。

まだその時はまさか、自分がこうなるなんてとは思ってもいなく、
己の未熟さに涙が出てくる。








エ「《 桂さん、どうしましたか？》」

桂「ああ、すまないな…考え事だ」






攘夷志士であるが故になのか。
職種が違えば結果は変わったのか。

…今の俺には答えを導きそうにはない。





定食屋を後にした俺とエリザベスは
攘夷志士が集まる家へと向かう。

また新しいテロ(？)についてを皆と話したい。

話したいといっても、話を聞いてくれるわけでもないのだがな。

まぁいいだろう。
今日ぐらいはのんきにやっても。







通りすがる人は
男女カップルでイチャイチャしている。

まるで俺に見せつけるように、
いやそんなことを思ってはいけないと自分の思いに蓋をした。

抱きついたりしているのも、やっぱり冬だからか。






_____君の温もりが恋しい。






そう思うのは、Aが足りていないという俺の
末期なのだ。









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阿伏兎

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