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トイレから帰ってくると

ぜーはーぜーはーと肩で息をしているA。





銀「おい、どうした?」


『いやっ、何もありませんゆ?』





『あっ…噛んじゃった…』と恥ずかしそうにする

Aの手には何やら袋があるようで。






銀「それどうした?」


『何でも無いです…よ?』


銀「持つ?」


『そっ、そんな!大丈夫ですよ!』






わたわたしているのを見て

可愛いと思ってしまう俺。


まだ俺の思いも伝えていないのに

スーパーだけど来れてとても嬉しい。


ニヤけないように

カッコつけて普通の顔になろうとしてる。



…こんな俺、どう思うんだろ。







荷物を詰めた袋を俺が持ち、

Aはさっきの袋を持っている。


行きの寒い空気がせっかく温まった体を冷やす。


Aの手は寒そうに赤く悴んでいた。







銀「手、寒くない?」


『大丈夫ですよ?』


銀「…手繋ぐ…?」







冗談のように言うと

顔を真っ赤にさせて俯くA。


俺の横にゆっくり出てきた片手を

優しく、包み込むように繋いだ。




…何、俺さ

そんな可愛い反応されると

変に期待しちゃうよ?







『あっ、土方さん!』






そんな思いに入り浸っている時に

呼んだのは、俺の名前じゃなくて



____アイツの名前。



「辞めてくれ」なんて言える訳でもなく

「別にいいけど」なんて反応も出来やしない。







土「よぉ、A…って万事屋もか」


『今一緒に買い物してたんです!』


銀「何、Aと一緒にいて悪い?」


土「…付き合ってるのか?二人」


『そっ、そんな事ないです…よ?』







今日の朝にもあった、胸の痛み。



これの原因がようやく分かってきた気がした。




…俺、多串君に嫉妬してんだ。








銀「おい、早く行くぞ」







Aの手を引っ張り、

家となる万事屋の方へと早歩きで向かう。








『ぎっ銀さんどうしたんですか!?』


銀「…本当ごめん」









Aがアイツと話しているのを見るのは

何だか辛くてモヤモヤして…


今頃自分がやったことに後悔し始めた。


やばい…嫌われるかも…









『…大丈夫ですよ?』


銀「…Aといると自分じゃいられねーわ」


『どういうことですか…?』


銀「いや、なんもないよ!?」









本当、Aといると

ただ話しているだけのアイツに嫉妬するぐらい、

Aが好きなんだよ。








こんな俺、嫌い__?






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□→←□


ラッキー銀魂キャラ

阿伏兎


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設定タグ:銀魂 , バレンタイン , ホワイトデー   
作品ジャンル:アニメ
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瀬怜奈(プロフ) - 圭時さん» そう言って貰えてとっても嬉しいです(*^^*)不器用総ちゃんを書きたくて書いてみたんです( 笑 )コメントありがとうございました! (2017年2月25日 19時) (レス) id: ee23f20ba0 (このIDを非表示/違反報告)
圭時 - 総悟ヤバいです//////////////////甘いっ!チョコより甘い//////////////////期間限定だったので読めてよかったです。 (2017年2月24日 21時) (レス) id: cff1f37551 (このIDを非表示/違反報告)
瀬怜奈(プロフ) - 霜月さん» とても面白いだなんて…!ありがとうございます!嬉しくて泣きそうです(><)高杉の続編作りますね(*^^*) (2017年2月18日 17時) (レス) id: ee23f20ba0 (このIDを非表示/違反報告)
霜月(プロフ) - 高杉ヤバァイまじヤバァイ((とても面白いです!!高杉の続編みたいとか思ったり... (2017年2月17日 21時) (レス) id: 549da3aa3d (このIDを非表示/違反報告)
瀬怜奈(プロフ) - ルーシィさん» そう言ってもらえて嬉しいです!ありがとうございます! (2016年3月1日 0時) (レス) id: ee23f20ba0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:星怜菜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2016年2月1日 19時

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