【銀魂】バレンタインデー/ホワイトデー

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沖「やっぱ…寒いや」







今日は待ちに待ったバレンタイン。

街は昨日よりも、一層賑わいが増している。



カップルも増えて来てなんか恥ずかしい。

…こういう日は出歩かないのが1番だよな。





でも行かないといけない場所がある。





俺の手には先日作ったチョコレート。

生チョコなの？っていう程の固さだけどな…。





これをAさんにあげないと行けない。

実は昨日行った時にはAさんはいなかった。


他の従業員さん曰く「体調不良」らしい。









沖「Aさーん居ますかー」








いつものように行く俺。

…声裏返ってないかな。








『あ！沖田君だ！』








お店を覗くと

会いたかったAさんがそこに___。









沖「Aさん体調大丈夫ですかィ？」




『昨日も来てくれたんだね！ありがとう！

…ちょっと体調悪くしちゃってさ！』




沖「あんまり無理しないでくだせェ」




『はーい笑

…ご注文は？』




沖「みたらし団子3本で」









いつもより1つ多く頼んだみたらし団子。

…理由は少しでも長くいたいから。








『お待たせ致しましたー！』







沖「ありがとうございやす」









緊張で心臓が飛び出そう。

それぐらいに緊張してる。









沖「あっこれ…









Aさんに作ったんでさァ…



良かったら食べてくだせェ」









そう言って袋ごと渡したチョコレート。




体温が熱くなるのを感じた。









『嬉しいな…ありがとう…』









照れくさそうにするAさん。

その行動ひとつひとつが愛おしい。









『あっ、これ…





沖田君に作ったんだけど…』










袋を持っていた手に

違う袋が帰ってきた。



それは紛れもなく、Aさんからの物で。





今お互いの手には、お互いが作ったチョコレートの袋。









沖「それはどういう風に受け取ったr『ほっ…、本命…』」






『本命…です』









その声が聞こえた瞬間、

無意識にAさんを抱きしめていた。









『沖田君…のは…？』






沖「もちろん…本命でさァ」









弱々しく抱きしめ返してくれるAさんを


愛しく感じる今日この頃。







好きの気持ちが強くなりました_______。









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阿伏兎

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