【銀魂】 副 団 長 の お 嫁 さ ん 。 2

パ ッ と 夜 空 に 輝 く モ ノ ページ6

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神「あはは、三刀流〜」


『神威くん危ないから気をつけてね…？』


阿「やれやれ…団長もまだ子供だな」








手持ち花火をぶんぶん振り回し
楽しそうにはしゃぐ神威くん。

それに比べ阿伏兎は、やれやれといった表情で
花火に火を付けています。


私は着慣れない浴衣や、新しく下ろした下駄を履いて
テンションが上がっています。


外はあまり寒く無く、
パチパチと花火が光り輝きます。

ピンクや白、黄色の花火。

こんな楽しい文化が江戸にあるなんて羨ましいかぎり。
夏の風物詩、といったところでしょうか。








阿「A、コレやってみるか？」








そう言って阿伏兎が取り出したのは
筒型の箱のようなもの。

パッケージには噴出花火と書いてあって
写真がとっても綺麗です。


私の中で一気に期待度は上がり、
なんだかワクワクしてきました。

阿伏兎は地面に噴出花火をセットし
火をつけました。


すると箱のてっぺんから
吹き出す綺麗な花火。

思わず見とれてしまいます。









『うわぁ…すっごく綺麗…』


神「お、凄いじゃん」


阿「…団長も褒めることあるんだな」


神「え、あるに決まってんじゃん」



『なんかお酒飲みたくなってくるね、綺麗な花火見ると』








こう、綺麗なものを見ていると
お酒が飲みたくなってくるのは私だけでしょうか…。

特に今日みたいにあんまり見たことが無いものだと
余計に飲みたくなるのですが私、
前にあった一件以来、阿伏兎から禁酒を命じられています。
(前作【銀魂】 副 団 長 の お 嫁 さ ん 。消えた嫁さん参照)








阿「おいおい、酒は禁止って言っただろ」


『うぅ…だよね…』







花火もぷしゅうと終わり、
バケツにそのまま突っ込んでおきました。

新しい噴出花火に火をつけようとすると、
阿伏兎がこちらを向いて微笑みました。








阿「その代わりに、
A、地球には花火大会があるらしい。
もう今年は終わっちまったけどよ…

来年、一緒に行こう」







そんなこと言われたら、答えはもちろんYesしかありません。

遠回しにデートに誘ってくれていることに気づきら
阿伏兎の方を見ると照れたように顔を伏せました。

もう、暗くて表情がよく見えないけれど…。









________『もちろん。来年も再来年も一緒に行こうね』




1年後のデートの約束を。




・(

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【おまけ】団長or副団長から一言言いたい事があるらしいです。

阿「団長…お願いだから仕事押し付けないでくれ……」

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