5~川西Side~ ページ5
カバンに目を落としていた女性は、ふっと顔を上げた
「…すみませんっ…、書くものが無いのでサインは大丈夫です…」
“大丈夫”そう言って、残念そうに笑う
…どうしよ…、何かしてあげたいな
川西「あ、せめて握手でもさせて下さい。」
俺がそう言うと、ふわっと嬉しそうに笑いながら
「ありがとうございます」と控えめに頭を下げる。
.
すっと差し出された華奢な手に思わず見とれてしまう
俺は、割れ物を扱うようにそっと上から優しく握手をした
「ありがとうございます、一生の思い出にします…！」
川西「そんな、大袈裟やって！」
「いやいやそんなことないです！…とっても、嬉しかったです。本当にありがとうございます」
次は頭を深く下げて、カバンを肩に掛ける。「あっ！」と言う顔をしてからカバンの中から綺麗に折り畳まれたマフラーを取り出した
「これ、良かったら使って下さい！まだ一度も使ってないので。…お体に気を付けて下さい！」
川西「え、ありがとう」
ペコッと頭を下げて行った女の人
貰ったマフラーを首に巻くと、冷えていた体がすぐに暖かくなった
……マフラーって偉大やなぁ。
.
.
さっきの子、むっちゃええ子やったなぁ。
笑顔も可愛かったし。…手も綺麗やった。
またどっかで会えるかな……。
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- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
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ラッキーアイテム
革ベルト
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赤い林檎(プロフ) - いわしと黒猫さん» コメントありがとうございます！これからも更新頑張るので、よろしくお願いします。 (2018年3月23日 18時) (
レス) id: 76dd8c2af6 (このIDを非表示/違反報告)
いわしと黒猫(プロフ) - 川西さんの恋心がどう動いていくのかドキドキしながら楽しみに見させて頂いてます。更新が毎回待ち遠しいです…頑張って下さい！ (2018年3月23日 16時) (レス) id: 3a2b88496f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤い林檎 | 作成日時：2018年3月12日 22時
