107話 ページ7
eml「乾杯は？」
『相手より低く？』
eml「正解！」
op「あ、私はここで。訓練場に忘れ物をしてしまいました。」
復習をしながら食堂へ向かう途中、オプロイテちゃんはそう言って訓練場の方に走って行ってしまった。
今日は訓練場は空いていないみたいだが、何を取りに行くんだろうか。
兵士たちの食堂には、数十人ほどしか居らず、それぞれが談笑しながら食事をしていた。
いつもの喧騒はどこに行ったのだろう。
『何でこんなに人が少ないんですか？』
eml「戦争が終わって、束の間の休暇はみんな故郷や実家に帰るんやろな。」
『なるほど…。』
ぺこぺこと頭を下げる兵士に会釈を返しながら幹部の食堂に入ると、まだ数人しか揃っていなかった。
そして珍しく早く来ているゾムの腕にはきゃんきゃんと鳴きわめくチワワが抱きかかえられている。
『何…？チワワ？』
zm「あーAー！会いたかったで！」
華麗にスルーされてしまったが、そのチワワはゾムの腕から飛び出してこっちに走ってきた。
ゾムは腑に落ちないような顔をしている。
きゃんきゃんと目の前で吠え続けるチワワを抱き上げると、ふわっとシッマの香水の匂いがした。
『もしかして、シッマ？』
kn「キャンキャン！！」
『可愛い！でもなんでこうなったの？』
kn「あうあう」
どうやらシッマは能力が発動した状態では話せないみたいだ。
何かキッカケがあって能力を使ったのだろうか。
あうあうと言い続けるシッマを抱き抱えてゾムの隣に座る。
いつの間にかエーミールさんは向かい側に座っている。
zm「シッマ、そろそろ戻れや。」
kn「がるるる」
zm「ダサいで。」
kn「がるるるるるる」
チワワに話しかける男性と男性に威嚇するチワワの揉め事を傍観していると、扉が開いてロボロが入ってきた。
rbr「あれ？コネシマ？」
kn「わん！」
rbr「何言ってるんかよぉ分からんわ。」
私の隣に座ったロボロはこれからご飯だというのに何かを食べているようで、甘い匂いがした。
シッマがぱたぱたと降るしっぽがお腹のあたりにあたってくすぐったい。
ついつい笑ってしまうと、エーミールさんに注意をされた。
eml「もっとお淑やかに笑いましょう？」
『おほほほほほ！！！』
zm「性格悪そうになっただけやん。」
ゾムの辛辣な言葉に少しだけ傷付いたが、シッマが話を聞いて嬉しそうにしっぽを振っているので、つい頬が緩んでしまった。
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風太(プロフ) - ダリア太郎さん» わわわ待っていてくれてありがとうございます、、、作者多忙でしてひと段落着いたらまた更新するかと思われるので気長に待っていて貰えればと思います(´∩ω∩｀) (2020年6月22日 23時) (
レス) id: 1ce02552d8 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア太郎 - 更新しないんですか（ ｉ _ ｉ ） (2020年6月22日 22時) (レス) id: db84d391e7 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - ぱんさん» どうぞ！！！（輸血パック） (2019年9月4日 7時) (レス) id: 68876f6c16 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん - 何してくれるんだ！鼻血がとまんねーよ！ (2019年7月24日 20時) (レス) id: afe6fa3e2d (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - あっぷるさん» コメントありがとうございます！！！更新頑張ります！！！ (2019年4月7日 9時) (レス) id: 4133c0f6d0 (このIDを非表示/違反報告)
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