105話 ページ5
A side
朝ごはんを食べ終わり、食堂から外に出ようとすると、グルッペンさんとマンちゃんに引き止められた。
gr「A、舞踏会に行くことについてなんだが、ストレスになっていないか？」
『いえ、全然なってないですよ！』
mn「マナーとか、ダンスとか、習わなきゃいけないんやで？大丈夫？」
『大丈夫！』
マンちゃんは私の頭を撫でると、その勢いでヘアアレンジを楽しみ始めた。
ぶっちゃけ、マンちゃんの方が髪が綺麗だと思うのに。
グルッペンさんはちょっと待っててくれというポーズをしながら後退して、兵士の食堂の外に出て行った。
mn「…ん？」
『え？』
mn「Aちゃん1束だけ髪が緑なんやね。」
『そうなの！？後ろの方気にしたことなかったから、知らない！』
mn「ゾムもあるで、こういう髪。」
マンちゃんはそう言ってから、鼻歌交じりに髪を左右2束に分けて、ゴムで束ねた。
なぜか顔の横にほんの少しだけ触覚のように髪の毛が残されている。
mn「か〜わ〜い〜い〜！」
『ほんと？ありがと！』
鏡で見てみないと自分では判断できないが、マンちゃんの言うことだから間違いないだろう。
だが髪型は可愛くても、それに顔が追いついていなければ意味がないとは思う。
すると突然扉が開き、グルッペンさんが戻ってきた。
後ろには、グルッペンさんというよりシッマに近い色の髪を三つ編みのポニーテールにした女の子の兵士がいる。
その兵士は、私とマンちゃんに向かってご丁寧にお辞儀をしてからグルッペンさんに続いて食堂の中に入ってきた。
gr「紹介しよう、彼女は我が国が誇る最高の魔術兵士、オプロイテだ。」
op「よろしくお願いします。」
『え、あ、お願いします！』
オプロイテさんはぺこりと頭を下げてお辞儀をした。
私も丁寧に返すべきだったと思うが、生憎それができるだけの勇気もコミュニケーション能力も持っていない。
彼女は私の頭を撫で続けているマンちゃんを見つめて、ゆっくりと話しはじめた。
私とはあまり目を合わせてはくれない。
op「A様、舞踏会での作法などを勉強する際にエーミール様だけでは正直不安なので私がご一緒させていただくのですが、よろしいですか？」
『よろしいです！』
mn「勿論です、やで。」
『勿論です！！！！』
オプロイテさんは小さく笑うと、目を合わせてよろしくお願いしますと言った。
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風太(プロフ) - ダリア太郎さん» わわわ待っていてくれてありがとうございます、、、作者多忙でしてひと段落着いたらまた更新するかと思われるので気長に待っていて貰えればと思います(´∩ω∩｀) (2020年6月22日 23時) (
レス) id: 1ce02552d8 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア太郎 - 更新しないんですか（ ｉ _ ｉ ） (2020年6月22日 22時) (レス) id: db84d391e7 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - ぱんさん» どうぞ！！！（輸血パック） (2019年9月4日 7時) (レス) id: 68876f6c16 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん - 何してくれるんだ！鼻血がとまんねーよ！ (2019年7月24日 20時) (レス) id: afe6fa3e2d (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - あっぷるさん» コメントありがとうございます！！！更新頑張ります！！！ (2019年4月7日 9時) (レス) id: 4133c0f6d0 (このIDを非表示/違反報告)
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