118話 ページ18
gr「明日は城下町に行ってきていいゾ！」
zm「ほんまに！？」
gr「ああ。」
何の変哲もない夕食の途中に、明日の予定の話になった。
どうやら、城下町にドレス等の舞踏会に必要なものを買いに行くらしい。
初めはロボロと行く予定だったそれも、今ではゾムと二人で行くという前提で話されている。
まぁ誰と行こうが関係ない感じもするが。
gr「トントン、予約とって。」
tn「いや、もう連絡したわ。くれぐれもやけどゾム、私利私欲なしにドレス選ぶの手伝うんやで？」
zm「わかってる。」
ゾムは心外だ、というようにそう言ってから、スープを一気に飲んだ。
夕食が終わるとすぐにグルッペンさんから呼び出された。
私とグルッペンさん以外誰もいなくなった食堂に、厨房でトントンさんがお皿を洗う微かな音が響いている。
gr「あの、ドレスのことやけど。」
『あっはい！なんでしょう！』
gr「黒が似合うと、思う。」
遠慮気味に言って、グルッペンさんは炎のように赤くて綺麗な目を逸らした。
正直、もっと重大な用事で呼び出されたとばかり思っていたから拍子抜けしてしまった。
『じゃあ、黒にしますね。』
gr「ゾムに何か言われたら嫌だから、Aが黒がいいって思ったって言ってくれないか…。」
『あ、そういうことなんですね。了解です！』
gr「ありがとな。ゆっくり寝てくれ。」
グルッペンさんは目を細めて笑いながら、トントンさんのいる厨房に入ってしまった。
本当にあの二人は仲良しだな、と思いながら食堂の外に出ると、ベランダに誰かの気配を感じた。
カーテンをめくって窓を開けると、月を眺めながら煙草を吸っているショッピ君の姿が見えた。
まだ寝るにしても時間が早いし、少し冷やかしに行ってみるくらいはいいだろう、などと考えながらベランダに出た。
『ショッピ君！』
syp「ぇ！あ、なんだ、A…さん。」
『何してるの？』
syp「煙草っすよ。あと……月綺麗やなーって。』
『うん凄い綺麗…！』
月は、森にいた時と変わらない輝きをしていた。
思わず見とれていると、頭の上にのしっと何かが乗った感覚。
首を動かさずに上を見ると、頭の上にはどうやらショッピ君の腕が乗っているみたいだった。
もう煙草は吸い終えたようだ。
『重いよ。』
syp「そんな位置に頭があるのが悪いだけっす。」
『…あ！ショッピ君はさ、私には何色のドレスが似合うと思う？』
syp「急に大声で何言ってんすか。」
ショッピ君は驚いたように笑った。
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風太(プロフ) - ダリア太郎さん» わわわ待っていてくれてありがとうございます、、、作者多忙でしてひと段落着いたらまた更新するかと思われるので気長に待っていて貰えればと思います(´∩ω∩｀) (2020年6月22日 23時) (
レス) id: 1ce02552d8 (このIDを非表示/違反報告)
ダリア太郎 - 更新しないんですか（ ｉ _ ｉ ） (2020年6月22日 22時) (レス) id: db84d391e7 (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - ぱんさん» どうぞ！！！（輸血パック） (2019年9月4日 7時) (レス) id: 68876f6c16 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん - 何してくれるんだ！鼻血がとまんねーよ！ (2019年7月24日 20時) (レス) id: afe6fa3e2d (このIDを非表示/違反報告)
風太(プロフ) - あっぷるさん» コメントありがとうございます！！！更新頑張ります！！！ (2019年4月7日 9時) (レス) id: 4133c0f6d0 (このIDを非表示/違反報告)
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