誠の旗の元で。続

六拾弍 ページ13

斉「A!!」




貴「わっ…ビックリしたぁ」




会議が終わり、部屋を出たあと、一くんに急に腕をつかまれた




斉「すまない…いやだが、引き受けてしまって大丈夫なのか？」




間髪入れずに話してくる。




とても焦っていて…




貴「らしくないなぁ…一くんが守ってくれるんでしょ？」




腕を掴む力が弱まった





斉「…あぁ、そうだな。」




一くんは、少し微笑んでそう言ってくれた




そんなに心配してくれてたんだ




貴「ありがとう｡じゃ、行こっか！」




斉「あぁ」




大人数の、羅刹と戦うのは初めてで




不安だったけれど



一くんがいるから大丈夫




￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣



土「ここだ」




そこは普通の民宿と言った感じだ




ここに大量の羅刹がいると思うとぞっとする




近「参る！」




その言葉と同時に、突撃する




新「新選組!?くそっ嗅ぎ付かれたか」




土「死ぬ覚悟は出来てんだろうな」




新「こうなってしまっては…」




ｻﾞｸｯ




新見さんの腹から刃つき出てくる




貴「えっ…」




男「ﾋﾋｯ…血だあ」




原「手遅れだったか…」




既にもう、羅刹となっていた




ｻﾞｸｯ




その男もすぐに土方さんに首を飛ばされた




だが、




男「血だぁ」




男「ｳﾋｯ…血……」



この血の気に当てられて次々と狂っていく





土「怪我人をだすな！早急に片付けろ！」




￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣




この後、みんな怪我もなく、




かつて仲間であったはずの、羅刹も全滅させた




新見さんは、羅刹に腹を斬られて死亡




表向きは、切腹




という事になった

六拾参→←六拾壱

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す