真っ白空間 ページ3
ねぇ
ねぇ
起きて
ゆさゆさと体を揺らされる感覚と共に耳元で誰かが喋る声がする。誰だよ…こんなに気持ちよく寝てたのに……。
「煩いな…誰〜？」
しばらく目をつぶったまま諦めないか耐久レースしていたが、思っていたより相手がしつこい。最終的にはこっちが諦めて仕方なく、ほんっとーに仕方なく！目を開けてみた。
「私だよ！天宮虹歩！」
…え？
「えっ、！にじ？！あっごめん！」
「いや、別に大丈夫だけどさ…」
呆れたように半目でこっちを見てくるにじに謝れば、そんなことよりはよ起きろ、とお腹を押されてしまった。ぐえ。
地味に君…怒ってるな？
とかなんとか思いつつ、ゆっくり体を起こして辺りを見回す。…。
「なんでこんな趣味の悪い部屋に？！」
「どした。いきなり叫んで」
「だって…私たち、お泊まり会してたよね？」
「うん」
え、なんでそんな冷静なのお前…？こんな真っ白で家具のひとつもないめっちゃ趣味の悪い部屋に拉致られたのに…？
まぁ、そんな事考えてる時間が惜しいってのもあるだろうけどさ…。
とりま、状況を把握しようとにじに質問してみる。
「他に人は？」
「あぁ、そこにいるよ〜。のっちが」
にじが指差すところには、私の相棒�△�…！
あ、にじは相棒�，世�ら、そこんところよろしくー！(どういうことなの)
まぁそんな茶番は後にして。
「起こした方が良いよね」
「あ、起こしてくれる？ありがと〜！助かるわ！」
「あ、私が起こすの決定事項なのね。知ってた」
「うふふ〜」
過去最大級にいい笑顔で私に手を振ってきたにじ。くそっ…なまじ顔がいいから尚更腹立つ…！！けど！！私…君のそういうところが好きだよ！(やけくそ)
「…じゃあ、仕方ないし起こしに行くか」
「ういよー」
さて、何分でのっちは起きてくれるかな？チキチキタイムアタ〜ッ…
「真面目にやれ」
「ｳｨｯｽ」
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羅氷華(プロフ) - 幻夢。さん» コメントありがとうございます！期待に応えられるように、頑張りますね(^ ^) (2016年8月22日 19時) (
レス) id: 968e3ffeee (このIDを非表示/違反報告)
幻夢。(プロフ) - お話とてもすきです〜！！更新楽しみにしてます(´▽｀) (2016年8月22日 19時) (レス) id: ec63d4bf94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：羅氷華 | 作成日時：2016年8月20日 1時
