＊ ページ8
バラした、つーかバレたのキミが初めてなんだけど。
ちょっと予想外。
てか、表の人間じゃないってのは少し不服かな。
だって私は一般ぴーぽーだもの！
『そ、私はアルコバレーノです。でも裏の人間じゃあない』
「……だったら裏の奴らがおまえを探っているのをどう説明をつける」
『！？』
マのつくおっさんどもが私を探ってる…？
そんなの気づかなかった。
「そこにのびてる奴も少なからず裏に関わっている」
レンガ畳の上で白目を剥いてピクピクしてる男に目も向けずに彼は言った。
不可解なことに思わずぐっと眉が寄る。
どーゆーことだ……？
幼い頃から誘拐されかけたりとかは結構あったけど、それもマのつく職人達が関わっているのかもしれないのかな……いや、まさかね。
てゆーか、いい加減に銃を向けるのやめろよ。
「あ？」
わぉ、すっげードスの効いた声。
あ、そっか、彼も読心術できちゃう人か。
「そうだ。だからそのキメー敬語はやめろ」
『おっけー』
態度が変わりすぎ？
ふふん！ これがユキちゃんの平常運転さ！！
どーして探られてるのかはわからな………もしかして、今は幻術で隠しているこの“氷の目”が原因か……？
いや、でもなぁ…
『探られてる云々はサッパリだけど、私は裏の人間じゃないしキミの敵でもない』
敵にまわしたら憤怒の炎でお陀仏だよ。
私は暑いのが一番キライだからその死に方はご免被りたい。
『多少なりとも裏のことを知っているのは認める。まぁ、将来のためにね』
「……未来でもわかる口ぶりだな」
ちょっとちょっと……私がポロリとこぼしちゃったのがいけないとは思うけどさ、キミってホント鋭すぎだろ。
ボンゴレの血を引いていないって嘘でしょ、絶対に超直感もってるだろ。
『……ある一定の未来ならば。ま、未来なんて自分の選択一つで十にも百にも変わるから知らない方がいい』
だから教えないよ、と言うと鼻で笑われた。
ユキちゃんちょっとイラっときましたー。
凍らせてもいいかな。
「んなものオレには必要ねぇ」
『むっ……あっそー、えいっ』
「！？」
残りのパンケーキを彼の口に詰めてやったぜ！
ぷぷぷっ、どうだ驚いたかー！
「てめぇ…」
『そーい、もういっちょ！』
「！？ …………」
睨んだって怖くないもんねーっだ！
あ、駄目、待って憤怒の炎は駄目だって！！
『あづいぃ〜！！ 溶けるからやめて〜！！』
「フン」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 48人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪姫(プロフ) - エンマたちとのからみがほしい。ついでに雪兎とDの再会が見たい。 (2022年5月15日 3時) (
レス) @page36 id: eeb0e1af4c (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» 彼女は鮫が味方じゃなくても気にしないと思います。なので鮫はマーモンチーム。骸とクロームの霧組は一度は彼女側につこうとして本人に断られる光景しか思いつかない(笑)。嬉しいけど、そしたらヴェルデが孤立無援になっちゃうから。こんな感じです。長文失礼しました。 (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» でも次の大空アルコにユニがなれば再び呪いがかかる。そんな状況で彼女が動かない筈がない。彼女は原作通り、全員の呪いが解除される結末にしようとして勝手に行動するので鮫は置いてけぼり(笑)。でもまあ、ボス側とどっちにつくか迷わなくて済むからいいんじゃないかな (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
霽月(プロフ) - コッペリアさん» コメントありがとうございます。そして返信が随分と遅くなってすみません。さて、普通だったらコッペリアさんのように考えますよね。ところが彼女は普通じゃないので(笑)、知識として結末を知っている上で行動します。アリアの呪いは凍らせたのでユキに移行、 (2019年2月21日 13時) (レス) id: 0fb98c4da3 (このIDを非表示/違反報告)
コッペリア - ユキの呪いは短命ですし、やっぱり、好きな人を助けるためにそっちに着くんでしょうか…骸とクロームもですけど… (2018年11月13日 19時) (レス) id: 8fad14733d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霽月 | 作成日時：2014年8月31日 14時
