Colorful stories 6（W.短編集）

俺の兄ちゃん（JW赤×緑） ページ14

俺の兄ちゃん
緑くんがお兄ちゃんだったら…
(どうしても想像できなくて、無理やり行きました。浅いのはお許しください…！)

赤side



「兄ちゃん、勉強の時間やで」
「はいはい」
「今日はどこすんの？」
「俺はお前のカテキョか？」
「もう諦め？兄ちゃんが俺の兄ちゃんなんやから」

はぁ〜

盛大なため息ついた口に、チョコレート放り込んだら途端にご機嫌になるから、俺の部屋には常にチョコレートが常備されてる。
兄ちゃんが好きな甘いミルクチョコ。俺は食べへんけど、兄ちゃんを手なづける専用。

「さ。やりますか」
「俺が兄ちゃんとおんなじ大学入れるかは兄ちゃんにかかっとるからな」
「いや。お前にかかってんねん。責任転嫁すな」

と言いながらもちゃんと毎日面倒見てくれる優しい俺の兄ちゃん。






「…った？大毅！」
「ん？」
「ほら、聞いとったん？」
「見惚れとった」
「やめぃ」

冷静にツッコめてると思てるんは、兄ちゃんだけやで？
まっちろな肌は赤なるのわかりやすいねん。





「あ、大毅。明日出かけるから勉強見てやらへん。ごめんな？」
「えー。やる気なくした。もうムリ」
「お土産買ってくるから」
「てか、どこ行くん？」
「服屋。新作出とんねん」
「俺も行く」
「だーめ。大毅は勉強しとき？来年から二人暮らしできるかは、大毅にかかってんねんからな？」

そんなん目の前に吊るされたら、頑張るしかないやん！

人のことその気にさせといて、
兄ちゃんはクローゼットを開けて、明日着て行く服を選び始めた。

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