2 ページ42
目の前には、クリームを頬張る神山くん。
「プリンアラモードはよかったんや?」
「さすがにこの新作ラテとスイーツはないかな」
「ドヤ顔いらん。それが普通やで?」
流星のもっともなツッコミは、クリームを満喫してる神山くんに、華麗にスルーされる。
どっちも、ほんまにマイペースなヤツら。
でも。
幸せそうにケーキを食べる姿見て、神山くんより俺が幸せな気持ちになってる。
でも、俺が知らない神山くんを知ってる流星に苛立ちさえ感じてる。
それからも、神山くんのことを目で追ってた。
デスクで仕事してると、二人挟んで神山くんが正面にいるわけで。
適度な距離やから、目が合うこともなく、思う存分眺めてる。
よう見てたら、神山くんのこと、いっぱい知れた。
急な仕事頼まれても、嫌な顔ひとつしない真面目なとこ。
流星が忘れないように、口頭での確認事項は付箋にメモして貼ってあげる世話焼きなとこ。
自分の仕事より後輩のフォローを優先する優しいとこ。
マグカップのコーヒーは、実はブラックやないかわええとこ。
最中食べた後、流星の最中までもらって幸せそうに食べてる笑顔。
神山くんのことを知るたびに、どんどん惹かれていった。
567人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:7129 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=7129
作成日時:2022年8月7日 17時