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なんでもない1日 ページ1

太宰との昔話を聞いて恋バナに火がついた女子群から逃げるように私は外回りをしていた

モ「お。おーい、そこのスーツの姉ちゃん」

『?』

商店街の所でおじさんに声をかけられ私は振りかった

モ「ほら、これ持ってって!」

『?!??』

韓国食材専門店と書かれた袋に入った食材を渡され私は頭にハテナが浮かぶ

モ「お姉さんこれも持ってきな!」

モ「これも!」

モ「うちのも持っていきな!」

モ「ほれほれ、落とすんじゃないよ」

モ「これも!」

おじさんを初めにわらわらと集まってきた商店街の人達…次々に私に物を渡してくる

私の両手には抱えきれないほどの荷物ができた

『え、ちょ…なんですか、訳がわかんないんですが…』

男「あ、あの…おねぇ…お姉ちゃん」

スーツの裾を引っ張る男の子は私に花を見せた

男「ぼ、僕も…これあげる…!」

『えっ…あ…ありがとう、でも、もらう理由が…』

思いもしないことに私は思わずたじろいでしまう

男「あのね…!僕の家を守ってくれてありがとう!」

『へ?』

男「そのお礼だよ!」

男の子の言葉に思わず間抜けな声が漏れてしまう

モ「アンタ、武装探偵社のもんだろ?異能力者を集めた荒事を取り扱ってくれてる。横浜の安全を守るために必死に戦ってくれてるの知ってるよ」

モ「わしらにはこれぐらいしか出来ないが…気持ちだよ。ありがとう」

そんな言葉に私は小さく笑った

『ありがたくいただきます…これからもこの横浜の安全を必ず…この武装探偵社が守ってみせます』

荷物で深くお辞儀は出来ないので軽く頭を下げて言った

〜〜〜
『ただいま戻りましたぁー』

探偵社のドアを開けながら言うと国木田ママが「あぁ、」と呟きながらこっちを見た

国「…ってなんだその大量の荷物は!」

『貰った』

太「知ってる人かい?」

『いや、でも探偵社の皆さんにって…いつも横浜を守ってくれてありがとうって言ってた』

浮かせていた荷物をふわっと机の上に置きながら私はつぶやいた

谷「わぁ、野菜も沢山ありますね!」

与「おやァ?酒もあるんじゃないか、これはみんなで祝杯だねぇ」

敦「わぁ!茶漬けもあります!」

乱「A、よくやった、少しは出来るようになったじゃないか」

鏡「豆腐…!」

谷「あ、じゃあこのままみんなでパティーなんて」

な「それは素敵ですわ!」

国「おい、まだ、仕事が残ってるだろ!」

太「偶にはいいじゃないか、そんなに怒ってると禿げるよ」

太「うふふ、それにせっかく貰ってきたのだから食べないと失礼だよ?」

太宰の言葉により仕事は休みになった

・→



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すい(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!とても面白かったです!短編の方も楽しみにしています〜!!! (2022年4月10日 7時) (レス) @page22 id: b0014f1469 (このIDを非表示/違反報告)
いちご(プロフ) - 一気見しちゃいました最高すぎます笑笑続き待ってます!! (2022年4月2日 11時) (レス) @page19 id: a5af6fa4c6 (このIDを非表示/違反報告)
玲翔(プロフ) - 最高ですwwwwwww (2021年12月15日 6時) (レス) @page11 id: c942f44c9c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こみゅな | 作成日時:2021年12月1日 7時

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