あ、あぶなかったぁぁぁ ページ47
乱歩さん大丈夫かな…
私は布団の中でボヤっと考える
と、言うよりあの人料理できるのかな…
はぁ…なんか乱歩さんがいると安心して眠くなってきた…
乱歩さんには申し訳ないけど…寝させてもらおう…
〜〜〜〜
乱｢…、A…お…て………きて…A…｣
『んっ……らんぽ…さん…？』
視界に映るのは黒色の髪の毛とあの糸目…
乱｢ぐっすりだっからもう少し寝かしてあげたかったんだけど…お粥出来たから…｣
ちゃんと食べないと治るものも治らないからさと乱歩さんは続けた
両手に持たれてたのはトレーに乗ったお粥の入ったお椀とスプーン
卵がゆ……
すごく美味しそう
ほんとに美味しそうな見た目をしていて、この人料理出来たんだと少し、いやかなり感心した
『ありがとうございます。いただきます』
乱｢熱いから気をつけてね｣
私はお椀を取ってレンゲで掬う…いい匂いがして食欲をます
ふぅふぅと息をふきかけてそっと口につける、熱さを確認してパクッと口に入れる
『ゴホッゴホッ…！ゲホッ…！』
乱｢え！？A大丈夫！？｣
乱歩さんは私の背中を優しくさする
な、なんだこの味は…見た目に反してすっごい独特な味がする…
『乱歩さん…これ何入れました？』
乱｢なにって…熱下がるように生姜入れて、でもそれじゃあ甘さが足りないからチョコ入れて…あとは…｣
『あーはい、わかりました…これ味見ってしました？』
乱｢いや？Aに1番に食べて欲しかったからしてないよ｣
なるほど…通りで…
『そ、う…ですか…』
私の反応が気になったのか乱歩さんはキッチンからスプーンを取ってきて一口自分の口に入れた
乱｢うっ…まずっ…僕こんなの作ってたの？まず…｣
思いっきり顔をしかめる乱歩さんに思わず苦笑してしまった
乱｢ごめ…いま作り直すから…｣
『いえ、大丈夫ですよ』
乱｢でも…｣
眉を下げる乱歩さんを止める
『風邪で味覚も鈍っていますし…それに…』
『それに乱歩さんが私のために作ってくれたんです。絶対すぐ元気になれます』
そう言って笑うと乱歩さんは目を見開いた
私は構わず食べ進める
乱｢A｣
乱歩さんは真剣に私の目を見つめた、頬に手を添えてゆっくりと近づく
え？近づく？
乱｢……え、あ！ご飯粒！ご飯粒ついてたよ！！｣
『へ？あ、ありがとうございます』
乱｢僕使った食器洗ってくるから食べてて！！｣
乱｢あっぶな…キスするかと思った…｣
…意外と根に持つタイプなんですね→←まぁ、そんなわけないですよね
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ランポッポの眼鏡になりたい - いいお話でしたぁあぁ 完結しちゃうなんてぇぇぇええ(;ώ;) でも完結おめでとうございます(;ώ; (2023年1月15日 21時) (
レス) @page49 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
ミミッキュ - 大好きですありがとうございます‼ (2023年1月7日 17時) (レス) @page50 id: 763a55f7bf (このIDを非表示/違反報告)
藍素(プロフ) - 完結おめでとうございます！(*^▽^)/★*☆♪ (2022年12月10日 22時) (レス) @page50 id: 81a29d8f69 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 完結おめでとうございます！！ (2022年12月9日 18時) (レス) id: b0ccef1124 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - もういつも更新をワクワクしながら待ってます！スゴイ楽しみすぎて！！更新頑張ってくださいね！ (2022年11月18日 22時) (レス) @page27 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こみゅな | 作成日時：2022年11月9日 12時
