何故か世界一の名探偵に溺愛されてるんですが

慣れてきている ページ22

乱｢やだ｣

国｢お願いします！そこを何とか…｣

乱｢嫌だね、僕はそんなしょうもない事件は解かないんだ。僕を誰だと思ってるんだ？名探偵だぞ｣

目の前で繰り広げられてる攻防戦

敦｢えぇ、乱歩さんお願いしますよぉ…｣

乱｢嫌だね、僕は暇じゃないんだ｣

現在進行形でラムネ飲みながら遊んでるんですけど…

とは言っても乱歩さんに解決してもらわないといけないことくらいわかってる…

乱歩さんなんと言っても世界一の名探偵なのだから

乱｢お菓子くれてもやらないよ。僕は今そんな気分じゃないんだ｣

お菓子を用意した国木田さんにそう告げる

あぁなったらやる気出すのにはしばらくかかるし難しいだろうなぁ…

太｢Aちゃん出番だよ｣

『なんの話ですか』

太｢がんばれーって｣

『えぇ…』

太宰さんの言葉に私は嫌な顔をする

『私がですか…』

太｢君以外誰がいるんだい？｣

『…』

太｢ほーらー国木田くんと敦くん困ってるよ？｣

『はぁ……』

私はため息をついて乱歩さんの元に足を進めた

『乱歩さん…頑張ってください』

私がそう言うと椅子から崩れ落ちるような音と共に普段はあまりあかない翡翠色の瞳が見開かれた

乱｢そ、そこで言われちゃぁ仕方ない！A僕今から推理するから見ててね！｣

『はぁ』

太｢ほらほら、応援してるよーって｣

『…お、応援してますよー』

乱｢あぁ゛可愛いっ…！ちょっと待って、今やるから待て、今はAの可愛さを堪能してるから｣

結局30分後になった

〜〜〜
数週間後

乱｢嫌だ｣

敦｢そこをなんとかお願いしますよぉ…｣

乱｢無理だね｣

敦｢そんなぁ…｣

敦くんはそんな声を漏らしながら私を見た

『えぇぇ…はぁ…もうこれには慣れましたよ…』

『んん゛っ…乱歩さん』

乱｢いくらAが言ったからってやらないんだからね！｣

ふいっと顔をさらす乱歩さんに私は眉を下げる演技をする

『そう…ですか…』

乱｢…｣

私の声のトーンを聞いて乱歩さんはちらっと私を見た

『私、この事件は"世界一の名探偵"である乱歩さんしか解決できない事件だと思ったんですけど…残念です』

『乱歩さんの超推理を見るの"いつも楽しみ"にしてたんですけど…今日は見れないんですね』

『あの時の乱歩さん"とっても素敵"なんですけど…』

乱｢うっ…うわぁぁぁ！可愛さが爆発！？もう！そんなに言われたらやるしかないじゃないか！｣

乱歩さんは眼鏡をかけ騒ぐ

谷｢Aさん、日に日に乱歩さんの扱い上手くなっていきますね｣

鏡｢あの人もいつも同じ手に引っかかってる｣

What color is it？→←情緒不安定ですね

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