ああもう、何で怒ってたけ ページ20
乱「全く…酷い目にあった」
太「災難でしたね」
乱「お前のせいでもあるからな」
頭を抱える乱歩に太宰はどこか面白そうに「それは失礼しました」と笑いながら答えた
乱「はぁ…太宰。こんなこと言ったらまた怒られるから言わなかったが」
太「はい」
乱歩の言葉に太宰は会津を打つ
乱「怒ってるAもめちゃくちゃ可愛かった」
乱「というか、怒りながら平手打ちって可愛なというか、Aからの愛のムチって考えたら悪くないというか…むしろご褒美というか」
頬に貼られた白い湿布を触りながら乱歩はそうつぶやく
乱「はぁ…もう全てが可愛い…怒ってるのも可愛い…」
そんな乱歩に太宰は話し手に回る
太「では、乱歩さん提案なのですが」
乱「採用するかは別だけど言ってみなよ」
太「Aちゃんに「怒っていても可愛い」と言ってみては?」
乱「は?そんなの更におこ……あっ!なるほど…その手があったか…よし、採用」
太「恐縮です」
乱「もっと調子に乗っていいんだぞ、この僕が採用したんだから」
乱「じゃあ、早速試してくるから!」
乱歩はドタバタと走ってAの元に向かった
〜〜〜
乱「A!」
後ろから乱歩さんの声が聞こえ振り返る
『なんですか、私まだ許してませんからね』
流石にあれはびっくりするしそもそも場所を考えて…
というかそろそろTPOを考えてほしい…
私は乱歩さんに顔を向けずに冷たく言う
乱「怒ってるAも可愛いね」
『は…な、何言ってるんですか!ばか!私はそんなことを言って欲しいんではなくて!』
多分、私の顔は真っ赤で…
いきなりなんて事を言い出すんですか…
『また、なにか吹き込まれましたね!?信じられないです!こんな時にそんなこと言います?!』
乱「はぁ…可愛い、可愛いよ!このまま僕と付き合おう!」
『紙やすりで削りますよ』
乱「ねぇ、なんなの君?ほんとに怒ってても可愛いとかどういうこと?てか、紙やすりなのすら可愛い、は?意味わかんない」
乱歩さんの情緒がおかしい…怖い…
『そうですか、乱歩さんも口を塞がれたくなかったら黙っててください』
乱「え?!そ、そんな!A積極的に…!?」
『貴方の思考回路はどうなってるんですか?』
乱「塞ぐってキスでしょう?」
『針とでもしといてください』
乱「それがAの愛なら受け止めるよ…」
『もっと別の事実を受けとてください』
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ランポッポの眼鏡になりたい - いいお話でしたぁあぁ 完結しちゃうなんてぇぇぇええ(;ώ;) でも完結おめでとうございます(;ώ; (2023年1月15日 21時) (レス) @page49 id: b523133505 (このIDを非表示/違反報告)
ミミッキュ - 大好きですありがとうございます‼ (2023年1月7日 17時) (レス) @page50 id: 763a55f7bf (このIDを非表示/違反報告)
藍素(プロフ) - 完結おめでとうございます!(*^▽^)/★*☆♪ (2022年12月10日 22時) (レス) @page50 id: 81a29d8f69 (このIDを非表示/違反報告)
すい(プロフ) - 完結おめでとうございます!! (2022年12月9日 18時) (レス) id: b0ccef1124 (このIDを非表示/違反報告)
ライ(プロフ) - もういつも更新をワクワクしながら待ってます!スゴイ楽しみすぎて!!更新頑張ってくださいね! (2022年11月18日 22時) (レス) @page27 id: bf60b993eb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:こみゅな | 作成日時:2022年11月9日 12時