○182○ 潤サイド ページ2
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そういえば
リーダー、怪我してなかったっけ…？
全然顔に表さなかったし、そこまで大したやつじゃなかったのかな…、
我慢だったらどうしよ…
雅紀と、会ってちゃんと話が出来たのかな…
とかなんとか、いろいろ考える事が多すぎて、不安と心配が多方面に募る。
すると、
和「……ゴホッ………｣
潤「…！？ニノ！？｣
眩しそうに、薄らと目を開けたニノ。
和「じゅ……ゴホッ…｣
喋ろうとすると、咳が出るらしい。
潤「ニノ、喋んなくていいから。｣
俺の言葉に従うように、口を閉じる。
よかった…
ニノが、起きた…、
潤「ったく…心配かけやがって……｣
目が熱くなって、鼻がツーンとした。
和「…ふ……｣
そんな俺を見て、微笑むニノ。
なんだよ、照れくさい。
何か喋りたいらしいニノは、ペンと紙を要求した。渡したら何やら書き始めた。
《相葉さんと大野さんは？》
潤「ん、あぁ……、ちょっとな｣
まだ、呼吸がままならなくって辛いだろうから、心配事を増やしたら更に辛くなると思い、言うのを躊躇う。
でも、そんな考えに、鋭いニノは攻めてくる。
《なんか、あったんだ》
潤「んー、…｣
《俺は大丈夫だから、教えて欲しい》
辛いのに、目ははっきりと俺の方を見てくるから、躊躇いも無くなってしまい、
潤「…ニノの、偽物が雅紀を連れて戻って来たんだけど。…なんだか、酷く落ち込んで、目は死んでて…。
話しかけても答えてくれなくて…。
そしたら1人でどっかフラフラ行っちゃって。
ニノが緊急だったから、
別れてしまったんだけど、
今、リーダーが相葉ちゃんを探しに行ってくれた。
見つかったのかも、話が出来たのかも、
わからないけど……｣
話を聞くと
ペンを置き、考え込むニノ。
《俺、行く》
そう言ってマスクを取ろうとする。
潤「いや、それはダメ！｣
慌ててつけ直す。
潤「ニノはしっかり治して。それから雅紀のこと頼みたい。ここでニノが無理をして、また酷くなったら、今度は…｣
イヤな考えをしてしまって、擡げた。
そんな俺を見て
和「………わか、…たよ｣
気持ちをくんでくれたらしく大人しく
戻ってくれた。
頭をポンポンしてやると
すぐに寝息を立て始めた。
なんだよ、
無理、してたんじゃん……
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作者名：ハッピーsmile | 作者ホームページ：http://nekomoti
作成日時：2019年3月10日 19時
