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緋山先生side
『えーっと…』
今日は久しぶりのAと出かける。
そして目の前には自分のカバンとAのリュック。
Aのリュックはあの火事の件でダメになっちゃったから、昨日急遽買いに行った。
自分の荷物の準備を終え、Aの荷物の確認をする。
『えっと、薬…ケータイ…タオル……よし。』
確認を終えるとリュックを閉めて、それを手に持ち自分のカバンを肩にかけて玄関へ。
『白石ー。いってくるねー。』
今日は午後かららしく、まだ寝てるかもしれないけど一応、玄関から叫ぶように言う。
白石「…っ…いってらっしゃい！」
『びっくりした…い、いってきます…』
ドタドタと急に走ってきたからびっくりした…
起きてたのね…
……
翔北に着くと、小児科へ直行。
『あれ？』
廊下をAの病室へ向かって歩いていると、ドアの前にちっこいのが。
A「あ！お姉ちゃん！おそい！」
近づいていき、こちらに気づくとぱあっと笑顔になって抱きついて来た後に軽く怒られた。
『ごめんごめん。朝ごはんちゃんと食べた？』
A「食べた！だから行こ？」
この人、もう水族館のことしか頭になくて今考えずに答えたな。
『わかった。行くけど、一旦病室に戻って。ネブライザーとか中でしょ？』
そういう言うと、あ。ってアホみたいな顔をしたから吹きそうになったが、何とかこらえAの背中を押して中へ。
『えっと…ネブライザーはこのリュックの外ポケットに入れるからね？』
A「うわぁ！新しいリュックだ！」
Aにリュックを見せながら入れたのだが、そんなことよりも新しいリュックに反応して聞いてない。
『気に入ってもらって何より。けど、外ポケットに入れたからね？わかった？』
A「わかった！お姉ちゃん、ありがとう！」
気に入ってもらえたようでキラキラの笑顔で言ってきた。
それは嬉しいが、ほんとに入れたことが分かってるのか不安。
ま、近くにいるし大丈夫か。
『どういたしまして。あと、エピペンはくまさんごと持ってく？』
A「うん！くまさん、お留守番じゃ可愛そうだもん。」
そう言って、クマのぬいぐるみを抱きしめてる。
『…よし。大丈夫かな。はい、これ首から下げて。』
荷物の最終確認を終え、Aの首にキッズケータイをかける。
A「ふふ。」
『え、何笑ってんの？』
突然、首から下げたケータイを見て笑い出したからびっくりした。
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まちゃ(プロフ) - この小説ほんとに面白くて大好きです！！ (2018年6月16日 6時) (
レス) id: 827384ec1a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 名取先生とかも出してほしいです (2018年2月27日 1時) (レス) id: b35bb8b960 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 智未さん» 喜んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2017年11月2日 19時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
智未(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます！とても、面白かったです！次のお話も楽しみです！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月2日 18時) (レス) id: c6b9284cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - レインさん» ありがとうございます。 (2017年11月2日 17時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年9月7日 0時
