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Aside
はぁ…
なんでこの世にサラダなんてあるのかな…
ま、いっか。
『いただきます。』
あ、野菜全部が嫌いなんじゃないよ？
ジャガイモとかかぼちゃとかは好きだよ？
あと、味のしみた大根とかね。
『…ごちそうさまでした。』
そっと病室から食器を持ってでる。
誰もいないことを確認して。。
『よし！今だ！』
走っちゃダメだから少し早歩きで食器を戻し、早歩きで病室へ戻る。
『ふう。ミッション完了。』
お絵かきでもしてよー。
…
少ししてドアが開いた。
『あ、お姉ちゃん！』
入ってきたのはお姉ちゃんだ。
緋山「やっほー。お昼ちゃんと食べた？」
ベッドの側に来てくれる。
『うん、食べたよー』
緋山「野菜も？」
『や、野菜は…』
緋山「はぁ…野菜もちゃんと食べな。」
俯くと腰に手を置いたお姉ちゃんが強い口調で言ってきたから、涙出てきた。
『だって…美味しくないもん…』
緋山「だってもなにもない。ちゃんと食べないと、またすぐ体調崩すよ？」
白石「あ、Aどう？…って、どうしたの？」
めぐちゃんが入ってきて椅子に座って優しく聞いてくれる。
『ﾋｯｸ…お姉ちゃんが…ﾋｯｸ…怒った…』
緋山「怒ったっていうか、注意したの。」
『めぐちゃー…ﾋｯｸ…ｹﾎｹﾎ…』
めぐちゃんに助けを求めると抱っこしてくれた
緋山「そうやって逃げないの。白石もAを甘やかさないで。」
白石「よしよし。緋山先生怖いねー。てか、何を注意してたの？咳でちゃってるね…」
緋山「Aが野菜食べないこと。」
白石「あー…A？野菜は食べないとダメだよ？」
顔を合わせて優しく聞いてくれる。
『野菜…ﾋｯｸ…ｹﾎｹﾎ…美味しくない…』
白石「そっか。でも、少しずつ食べれるようにしなきゃね。…ちょっとごめんね。」
めぐちゃんが服の中にそっと聴診器を入れて
白石「…喘鳴はそんな聞こえないけど念のためこれ、スーハーしよっか。」
そう言って服を整えてくれると吸入器を当ててくれた。
『はー…すー…』
白石「ん。上手。…もう大丈夫かな。」
また聴診器をあてて、確認してくれてベッドに下ろしてくれた。
白石「緋山先生もね、Aが元気になって欲しいから言ってくれてるんだよ？だから、緋山先生に何か言うとは？」
『お姉ちゃん…ごめん…なさい…』
緋山「ん。次からはちゃんと食べな。」
そう言うと優しく頬につたっていた涙を拭いてくれた。
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まちゃ(プロフ) - この小説ほんとに面白くて大好きです！！ (2018年6月16日 6時) (
レス) id: 827384ec1a (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 名取先生とかも出してほしいです (2018年2月27日 1時) (レス) id: b35bb8b960 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - 智未さん» 喜んでいただけて嬉しいです。ありがとうございます。これからもよろしくお願い致します。 (2017年11月2日 19時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
智未(プロフ) - リクエストに応えて頂きありがとうございます！とても、面白かったです！次のお話も楽しみです！これからも頑張って下さい！応援してます！ (2017年11月2日 18時) (レス) id: c6b9284cf3 (このIDを非表示/違反報告)
みろ(プロフ) - レインさん» ありがとうございます。 (2017年11月2日 17時) (レス) id: 8819c6dc4a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みろ | 作成日時：2017年9月7日 0時
