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「ねえ、Aちゃん……何かあったの？」
あの発言から1日。
誰から見ても分かるように私は様子がおかしかったらしい。
「ううん……なんでもないの」
いや絶対何かあったでしょ、と言わんばかりの視線が突き刺さる。
そんな顔しないで……！
＿＿いいお嫁さんになれるね。
あれは何だったんだろう。
きっと、他意はなかったと思うんだけど。
……だってそうだよね？
昔から一緒で、最早親戚みたいなものだし。
＿＿うん、そうに違いない。
「……うぅぅ」
そうだと思いながら、こんなに気にしているのは何でだろう？
「よう、天野！元気ねぇじゃん」
モヤモヤと考えていた私の思考を断ち切ったのは前原くんの声だった。
「前原くん？えっと……別にそんなことないよ」
「いやだいぶ元気ないって！
＿＿気晴らしに俺とデートでもどう？」
「……うん？」
いや私そんなふうに誘われるほどの人間じゃないよ。
聞き間違いかな？
「だから、デートのお誘い」
「前原！お前彼女いるだろ！！」
どう？ともう一度声をかけたところで磯貝くんからストップがかかる。
「ごめんな、天野。こいつしょっちゅうで……」
「いや、大丈夫だよ」
……一つ、私にアイデアが降ってきた。
女の子好きで、今は彼女持ち。
思わずじっと顔を見つめる。
「えーっと……天野？俺に誘われたのそんな嫌だった？」
「……あ、ごめんね。ちょっと考え事」
睨むみたいになってたかな、申し訳ない。
「あのさ、前原くん
＿＿異性が気になるのって、どういう感じ？」
「……え？もしかして好きな人いんの？」
「あーっ、様子が変だったのってそれで！？」
先程から気にしていたらしいカエデちゃんが顔を輝かせながら会話に参加してくる。
「えっいや、違くて……」
……でもごめんね。違うんだよ。
好きとか、そういうものじゃない。
ただ気になってるだけで……そうだよね？
「はぁーなるほど
そうと決まれば、だ！今からその男を落とすための作戦会議しようぜ！」
あれ？私の声聞こえてるのかな？
「だから違……」
「さんせーい！ほら、渚も行こうよ！」
……やっぱり聞こえてないらしい。
というより、聞く気ないでしょこの2人。
「ええ、僕も行くの？」
「磯貝も来るだろ？」
「いや俺は……」
ああごめんね渚くん、磯貝くん。
この人たち、聞いてくれない。
＿＿やはり3人の否定の言葉は全てスルーされ、結局校舎裏の森での会議が始まった。
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とある女の子(プロフ) - 続きの展開が気になりまくりです！！またいつかの更新楽しみにしてます♪ (2020年9月24日 23時) (
レス) id: 2532dffcac (このIDを非表示/違反報告)
檸檬 - すっごく面白かったです！夢主とカルマ君の関係、大好きです！これからも応援しています！ (2020年8月5日 11時) (レス) id: e77f932360 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：meer | 作成日時：2020年6月15日 22時
