case.18 ページ19
『お久し振りですね、警部。お変わりなさそうで。』
「最後に会ったのはいつだったか…戻ってきて突然辞めると聞いたときは驚いたぞ…。心配していたんだ。元気そうで良かった！」
『ご挨拶もせずにこの様な形での再会となってしまったこと、申し訳ありません。積もる話もあるでしょうが、私のことより今はあちらを…』
「おお、そうだな！申し訳ないが、君も一緒に来てくれ。話が聞きたい。」
Aは頷き、目暮の後ろをついていく。
そして発見当時の状況を事細かに説明した。
それを高木が手帳に書き留めているのを見て、Aは刑事っぽいな、と場違いなことを思う。
『___まぁ…そんな感じです。因みにこれ、事故ではないと思いますよ。』
「僕も同意見です。現場の状況を見るに不自然な点が幾つか有りますし。」
一通り現場を見終わったのか、降谷が此方へ来て同調した。
公安の人間___"ゼロ"で有ることは一部の人間しか知らないはずなのに、こんな堂々としていていいのだろうかとAは一瞬思ったが、そういえば彼は探偵の顔も持っていたんだっけなと思い出した。
降谷という男は謎が多い男である。
それ故に、Aの情報屋としての探求心は一層燻られるのだ。
『ですね〜。 まずエレベーターがこんなタイミングで修理中ですしね。このマンション、裏口から入るルートはないみたいですし、外に出入りするには階段を使うかエレベーターを使うしか無いようですし。被害者が高齢だということを考えると、エレベーターが動いていないこのタイミングを狙っての犯行ですかね。』
「それにさぁ…Aさんが駆け付けてから暫く息があったってことはそのおばあさん、一番上からは落ちていないんじゃない？階段から落ちたにしては目立った痣がそんなになかったって聞いたよ！」
「因みにAさんの依頼人の方というのは何階にお住まいなんですか？」
『三階です。ちょうど依頼人の部屋を出た辺りですかね。悲鳴が聞こえたのは。』
被害者が倒れていたのは二階と三階の間の階段。だから声はよく聞こえた。
誰かが駆けていく足音も。
「あの防犯カメラには何も写っていなかったんですか？」
「それなんですけど、ちょっと来ていただけます？」
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trr - 続編待ってます！！！！ (2018年12月10日 5時) (
レス) id: 4ac3c5bb30 (このIDを非表示/違反報告)
咲空(プロフ) - 坂竹会長さん» ご指摘ありがとうございました！(´･ω･)っ【ティッシュ】 (2018年10月19日 13時) (レス) id: 1695bf9265 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - 更新頑張ってください。夢主ちゃんの設定がドストライクです。貴方が更新するたびに、僕の鼻からイチゴオレです←汚なｯｯｯｯ。 失礼しました。_ーд#_ (2018年10月14日 10時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
坂竹会長 - ページ26、名前変換なっていませんよ。(名前)と向き合うってなってます。間違っていたらすみません 失礼しました (2018年10月13日 21時) (レス) id: d6f7fc00e7 (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年9月27日 15時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲空 | 作成日時：2018年5月17日 1時
