BNo.42の地球記録-round2-【軍パロ】 (ページ7)

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ホログラムモニターを開き黒いインカムと連携させると、プログラム文が少ない情報が表示される。

［プログラム改変ヲ開始］

Aの声とは違った女性の電子音声が部屋に響くと、ものすごい勢いでプログラム文が作成される。

ロボロはそれをまじまじと見るが、あまりの速さにプログラム文を読み取ることはできない。

Aは更にもう一つのホログラムモニターを表示させ、パーセンテージを確認しつつ、さらにプログラム文を暗号化していく。

プログラムを改変し終えるとモニターは閉じられ、Aはロボロに「付けてみて」と手渡しすると彼は頷いてそれを手にして左耳に付けた。

「ほしい情報や通信のやり取りとかをしたい時に頭の中で指示すると自動的にモニターが開かれるよ」

彼女はそう言うとロボロは早速それを試した。まずは目の前にあるモニターの映像を一つ選んで抽出させようと軽く考えた時、すぐさまホログラムモニターが表示され、一つだけ選ばれた映像が滑らかに動き始める。

rb「おぉぉ…」

ロボロは「すごいな…」と感心した声を上げる。

「さっきと同じやり方で誰かに通信してみて」

彼女の指示に彼は素直に従う。ロボロは試しにゾムに通信してみると、ノイズ混じりにゾムが［なんやロボロ］と声が聞こえ、彼はすぐ繋がったことに驚いた。

rb「へ…あ、いや、特にないんやけどな。Aと一緒にインカムの改良をしててな。テストとしてゾムに繋いだだけや」

彼がそう言うと、ゾムは［おお、そうか。どおりで声が聞き取りやすいと思ったら、そういうことやねんな！］

ゾムは嬉しそうに［完成楽しみにしとるで！］と明るい声で言うと通信を切った。

「他にも使える機能はたくさんあるけど、使うにつれて分かってくると思うから…」

「使ってみてどうだった？」とAが聞くと、ロボロはインカムを外して興奮した様子を見せた。

rb「これ、ええな！処理速度と通信のラグに問題はないし、めっちゃ使えるで！」

上機嫌のようだ。