part10 【太輔side】 ページ11
二人とも寝ちゃったよ。ぱぱが起きてるのに笑
まぁしょうがないか。寝る子は育つって言うし。
久しぶりにお酒呑むことにした。
七星と七斗が生まれてからは控えるようにしてた。
だけど、こうやって1人になるとお酒に手が伸びる。
2人を起こさないようにベランダに出る。
プシュッ
久しぶりに呑む酒は一味違って。
随分と呑んでなかったからかちょっと飲んだだけで酔っちゃって。
酔うと考えちゃいけないことまで考えちゃって。
Aがいなくなったらどうしよう。
俺、アイドルだよ?そんなしっかり二人のことみれないし。
いっそ施設に預けちゃう?
その方が楽かも。
そんなことばっかりしか今の俺には考えられない。
わかんないけど涙が流れてくる。
七星「ぱぁぱ」
ドア越しに聞こえる大事な娘の声。
バレないように涙を拭き取り七星の声に応える。
太輔「どうした?おしっこ?」
七星「ぱぱどこにもいなかった...」
太輔「ごめんな。ぱぱちょっとおやすみしてた。」
七星「まんまたべる」
太輔「ん?もうそんな時間か。そうだな。食べよっか。」
七星のことを抱き上げてリビングまで戻った。
太輔「七斗、まんまたべるよ〜おきよっか。」
七斗「ん...まんま」
それから数十分後...
「「いただきます」」
元気な声が聞こえてきました。
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作者名:優愛 | 作成日時:2018年2月16日 22時