拐って仕舞って閉じ込めて。『d!』 (ページ25)

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Episode24 ページ25

今日は一日遊んで鬱先生は疲れてしまったらしいので夕飯はスーパーのお惣菜だった。

ポテトサラダに
唐揚げ、
天ぷら各種、
お寿司。

美味しいものだけ取り合わせたような組み合わせは子供心的なものをくすぐった。

流石鬱先生！子供の好みをわかってらっしゃる。流石なのかは分からないけども。

｢頂きます。｣

｢いただきますっ！｣

そういや鬱先生のお願いとやらをまだ聞いていない、
何願われるんだろ。コスプレとか？彼シャツわざとだったみたいだしそういうの好きなのかな。

｢鬱先生、お願いは結局どうするんですか。｣

｢んぁ？んー、どしよっかなっと考えとったとこ。｣

｢そんな考え込むようなことですか？｣

クスッと笑って聞き返すと真剣な顔してそうなんよぉっと返された。

｢何がいいと思う？｣

｢私に聞いちゃ意味無いですよ。｣

真剣な様子で考え込む鬱先生はなんだか面白い。

｢……じゃあ、こうしようや。なんか思いついたら使うってことで。な、どうや。｣

｢えー、それ鬱先生が都合のいいときに使うわけですよねぇ。ズルくないですか。｣

｢んーええんちゃう？あ、じゃあ。こんどなんかお願い聞いて。ってのがお願いならええんちゃう？｣

｢まぁ、文面的には、でもなんかそれ…うーん、まぁいいですよ。｣

しょうがないので許可してあげた。
私の懐の深さを褒めて欲しいものだ。